ゼロの使い魔(5) トリスタニアの休日

ゼロの使い魔 (5) トリスタニアの休日 (MF文庫J)
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５巻はタイトル通り箸休めの巻ですね。話は微妙に動きますが、短編３本を収めた作品というような位置づけです。

ではその３本の感想を。

ルイズ、給仕になる

街の居酒屋「魅惑の妖精亭」で情報収集をすることになったルイズと才人。ルイズはいわゆるウェイトレスとして働き、才人は皿洗いなんですが・・・。居酒屋というよりは可愛い女の子付きの大人専用酒場といったおもむきです。
話全体は微妙にシエスタや、ジェシカという新キャラの挑発的行動などを挟みつつ動くんですが。魅惑の妖精亭にて、客からもらうチップレースにルイズも参加する事になり、奮闘する訳ですが、根っから貴族のルイズが上手くやれる訳も無く・・・という話。
いえやっぱり可愛いですよルイズ。

そうね、「ルイズに触っていいのは俺だけだ！」なんて言ったとき、このわたしってばなぜかちょっと嬉しかったから、少しは許してあげる。でも、少し。ほんの少しだかんね。

ああ、正しくツンデレだ・・・。

キュルケとタバサの出会い

ルイズの働いている「魅惑の妖精亭」にキュルケとタバサ、そしてギーシュが現れる所から始まります。ルイズは当然その存在をばれて、おごらされてしまったりするんですが・・・それは本題ではなく、そこからキュルケとタバサの出会いの話が語られる事になります。これはこれで結構いい話なので、楽しいですね。相変わらずどたばたですけど。

アンリエッタ、才人を押し倒す

いきなりそんな展開になる訳ではないんですけどね。ルイズと才人に「魅惑の妖精亭」での内偵を依頼したのがアンリエッタだった訳で、そしてその締めくくりにアンリエッタ自らが出てきたという訳なんですが。・・・ちなみにこの短編でアンリエッタが未だに才人の名前を知らなかったと言う事実が出てきます。ちょっとこれは哀しい様な気がするな。アニエスという新キャラの見せ所も出てきます。

まあ、全体的にこんなもんかなーという展開ですね。星３つ位です。でもファンなら十分楽しめる話ですね。