みずたまぱにっく。

みずたまぱにっく。―This is MIZUTAMASHIRO!! (電撃文庫)
みずたまぱにっく。―This is MIZUTAMASHIRO!! (電撃文庫)セガワ ケイスケ

メディアワークス 2006-12
売り上げランキング : 193713

おすすめ平均 star
starさくっと読めます。
starボーイ・ミーツ・ガール
star騙された。悪い意味で

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

前書き

表紙の男の子と女の子のイラストが可愛らしいので購入したと言う「お前は何を言っているんだ」とミルコに言われそうな理由で購入しましたが。あー。
そうきたか。そうかー。
ちょっといつもと違う方向にアンテナ伸ばさないとダメだなー。ところでそっち方向に俺のアンテナって伸びたっけなー? と自問自答すること1時間程。


伸びました。

ストーリー

主人公は水田マシロ。通称水玉シロー。13歳でジャージに頭にタオルというファッションの微妙に独立心旺盛人。とある事情である学生寮のお手伝いのバイトをする事になった訳ですが、そこには「聖アンジェリカ女学院」で憧れの対象となっている有名な大小取り混ぜて4人の美少女が住んでおりましたという。
まあつまり萌えです。萌え系です。

面白かったか?

えー、微妙に楽しんでしまいましたね。それぞれのキャラ立ちもよく、美少女に囲まれる事になったシローの戸惑いやらが楽しかったり、いきなり憧れの4人の美少女の側に現れたシローに対して変な嫉妬心を発揮するお笑い女生徒がいたりして、笑わせてくれます。
ところで、はやりすたりの早いネット用語っぽいものがチョコチョコ飛び出すので、早いうちに読まないと数年後には完全に風化しきってしまう可能性がある本です。ひょっとしたらイタい本になっているかも知れません。
言葉のイキオイで納得させるタイプの文章を書く人だと思うので、ところどころ悪のりだなーとか思って、納得しづらいところがありましたが、これも読む人次第の感じ。こういう書き方、キャラの感情的な方面を表現するのはいいと思うんですけどね、ムードはないです・・・いえ、独特のムードがあるのかな? ちょっと見切れていませんね、正直。

ネタバレを避けると何も書けん!

星3つですけどね。まあ読めましたんで次も買ってみようかなとか思いました。ただし上にある「前書き」を読んで判断して下さいね。ある意味読んだ人しか理解してもらえないに違いない前書きですが。
ツボに入る人はもの凄いツボに入ってしまい、読了後大変な事になってしまうような気がしますけど、合わない人にはトコトン合わない作品でしょうねえ。
イラストはマンガチックなコマ割りみたいな感じがあったりしますが、結構好きですかね。うん。まあ、オーケー。