他人に害を与える方向で
心に障害を持っている人が世の中にはいるんです。もちろん病気なんですけどね。
いわゆる「人格障害」とか「パーソナリティ障害」とか「反社会性人格障害」とか、そう言った類いの人なんですが。こういう人が近くにいたりすると、悪意とか、善意とか、感情とか、理性とかそういった次元と違うレベルでの疲労感を感じます・・・。
鬱病とか「主に自分の内側に向けられる精神病」は最近テレビCMなんかでも流れる様になって認知されて来ていますけど、こうした「外向きにも害を与える」障害は意外と知らない人が多いのではないでしょうか。世の中には実際に「良心」といったものを持たない人がいる事だったり、ただの「困ったちゃん」と認識されている同僚が実はちゃんとした病名の付く病気だったりとか・・・。
と言うわけでラノベでは無いけどためになる本なので以下の本をお薦めします。
パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
- 作者: 岡田尊司
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/06/01
- メディア: 新書
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診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち (ハヤカワ文庫NF)
- 作者: ロバート・D.ヘア,Robert D. Hare,小林宏明
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/08/01
- メディア: 文庫
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未来人や宇宙人や幽霊や魔法や超能力者よりもリアルなファンタジーですよ。ハルヒも真っ青です。一般的な常識が全く通用しない「異常な成長を遂げた他人の心の中」という異界。本当にそれはシリアスなホラーです。あらゆる深淵より、深く、暗い。
冗談抜きでこうした本を読んでいるかいないかで「現実で」出くわした時、全く違います。生き抜く力と知恵を付けるために、どうぞ。ためになる本です・・・ハァ。