ぷいぷい!(5)
ぷいぷい5! (5) (MF文庫 J な 01-21) | |
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そろそろコーレムならぬ陶(ト)ーレム(土に焼きが入ったので陶器になったので改名)が外せない感じどころか、最も萌えるキャラクターとなってしまったんではないかと思われる本シリーズ、あとがきによると担当編集がトーレム人形を鬼の様な造り込みで三次元化しているようですが、気持はよーくわかります。
[●U●]プキュー
・・・どーもですが、人間以外のキャラクターに変に萌える傾向が私はあるらしく、最近だと「ジョン平とぼくと」のジョン平、最近新刊は出てないけど「とらドラ!」のインコちゃんなどでしょうか。堪りません。
ストーリー
今回の5巻は、
- 嗚呼!愛のすれちがい!! 〜そのキノコは食べたら死ぬで〜
- ドッキン!デート大作戦!! 〜たがためにパフェを食べるか〜
- バブバブ!なんでわたしがママなのよ!! 〜オカンアートとは、こうだ!〜
の3本でお送り致します。
主人公の新木陣ですが
つまりこいつもツンデレですな。
「べ、別にニヤッとなんかしていない! うれしくなんか、ないんだからなっ!」
間違ってはいけませんが、彼は男です。しかし変わった主人公ですねえ。楔形文字マニアというのが既に奇々怪々ですが、調べものに熱中するあまり、掃除洗濯を放置しまくったベッドにキノコが生える生活ってどうなのよ、どこぞの漫画の日暮巡査ですか?
ちなみに2話目のデート訓練では、
「ま……まるまる一個くれるのかっ? 俺は一口しかやらなかったのに、まるでエビで鯛を釣ったかのようだ! 金持ちは、さすがにやることが大盤振舞いだな!」
おまえの脳みそには楔形文字と大盛りの食い物しかないのか? よくよく考えるとツンデレ腹ぺこキャラという、何か性別を間違ったキャラメイキングをされているような気がしないでもないですが、まあ方向性として新しいのですっごい変だ。
座堂シエラが段々バカだ
「……おまえの執事、どんな闇社会とのパイプを持っているんだ」
「『今日も元気に冒険だの会』って聞いたけど」
「健全だな」
「頭文字をとってKGB」
なんの組織だ。
「なんならお手本を見せてあげましょうか? わたし、これでもコメディにはうるさいの。イギリスでは、コメディアンは敬意を表される仕事なのよ」
シエラは口もとに小さなこぶしを寄せ、こほん、ともったいぶった咳払いをして言った。
「まさに。○麻呂の大運動会やぁ〜」
「全員○麻呂かよ! ○麻呂どれだけいるんだよ!」
「うち、一人は川○滋英」
うっわ〜サイアクにやかましい! 暑苦しい! こんなイメージを脳内で作る少女ってどうなんだろうか!?
ま、今回は赤ちゃんになっちゃった陣に対してかいがしく世話を焼いたりするシーンも出てきたりするんで、少女としての株は上がった可能性もありますが、何か間違ってます。
「あっそうだ! 動物を拾ったら、基本は『こっそり飼う』よね?」
『う……うきゅ?』
人間の赤ちゃんと他の動物を同列に語ってはイケナイと思います。
しかしですね、当初こそツンデレの枠にきれいに収まっていたキャラですが、徐々ですが着実に変人指数を上げておりましてその辺りが実に笑えます。
赤ちゃんになってしまった陣を戻すのに頑張ったのは剣の魔神のアルフなんですが、なんか美味しい所をシエラに完全に持っていかれてしまいました・・・ちょっと不憫だったりして。
特記事項
作者が「パンティー」と「ショーツ」と「パンツ」の違いを熱く語ってくれます。
けっして「パンティー」ではない。それは布が少なく、なおかつレースがひらひらとついた、軽佻浮薄で華麗なる下ばきを連想させる。かといって「ショーツ」でもない。それは全く無駄な装飾を排除し、機能のみを追求し、体に完全にフィットしたスポーティな下ばきの名称である。
これに続いて作者による変態的な「パンツ」に対しての熱く、心の底から変態チックな入れ込みようが描写される訳ですが・・・作者にとっては「パンツ」>「パンティー」=「ショーツ」だそうです。パンツにはオトナになろうとする少女の夢と憧れがつまっているそうです。
気持は分からんでもありませんが変態ですな。
ちなみに私は「パンティー」>>>>越えられない壁「ショーツ」=「パンツ」です。パンティーを笑うものはパンティーに泣く。総レースや繊細な刺繍の施されたパンティーから透けて見えたり見えなかったりするオトナぶった少女達の媚肉が、過剰なエロティックさを一回り通り越していっそ清々しい色気を作り出してくれるものです。
・・・本当にどうでもいい話だなこれ。