撲殺天使ドクロちゃん(6)
撲殺天使ドクロちゃん〈6〉 (電撃文庫) | |
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現人神、失脚。
いやいやいや、相変わらず面白い事は間違いないんですけどね?
そうだな・・・あ、そうそう、本を神棚に飾る所まで行って「しかしこれは流石に天国のじいちゃんも困惑するのではないかな?」と思い、
「うん、ばあちゃんどう思う? え、俺じいさん似? どこが? 女性関係が似てる!? ふーんそうなの?
・・・入院した時看護婦にモテモテだった? 妾が二人もいたし? 凄いな! でもばあちゃんそれでも良かったの?
・・・ふーん、それでも愛してたんだ・・・え、今も? じゃあまあ、良い話なの、かな?
ちょっと納得しづらい感じもあるけど、そうだったんだ〜!」
全然俺に似てねえよ!
ストーリー
- ドクロちゃんは未来から来た自称天使ですが、タマシイは恐らく無邪気な悪魔です。
- ドクロちゃんの撲殺バット「エスカリボルグ」は草壁桜くんを撲殺するのはもちろん、刺したりも出来るスグレモノです。
- 撲殺行為はドクロちゃんにとってはある意味スキンシップの可能性がありますが、確実に命に関わります。
- 主人公の草壁桜少年は唾棄すべき変態野郎ですが、6巻は後半ファンタジーなので意外と普通です。
- 主人公の草壁桜少年は怪電波の受信機を内蔵していますが、6巻は後半ファンタジーなのでやはりちょっとチューニングが合っていません。
- サバトちゃんは常に極貧、ファンタジー世界ではスライム扱いの生物界のヒエラルキーの最下層に位置しています。
- ザクロちゃん(9歳)はドクロちゃんの妹であり、もう外見と年齢のギャップにどのように扱えば良いのか分かりません。
- ピンクモヒカン野郎は相変わらず盗撮を続けているようですが、いいかげん後ろに手が回るべきだと思います。。
- 静希ちゃんは今回禁断の道へ、南さんはひょっとしたら美味しい所を持っていった可能性があります。
ドクロちゃんによる殺人調教物語。草壁桜くんは一体何回分解されたかもうカウント不能かも知れませんが、バラバラになった時に別の生き物に取り込まれたりしていないかどうかという所が気になります。そして大地に還って草木は芽吹き、やがて惑星に風が吹くという、大宇宙的進化すら感じなくもない作品ですが、実はちょっと失速した? と思った第6巻。
実は短編5本で成り立っているこの6巻ですが、後半のファンタジー世界を舞台にした話がドクロちゃん的にちょっともったいなかったというのがホンネであります。前半2作はなかなか頭のおかしい出来で、今まで通りでございます。