超個人的「この作家の別シリーズは読む!」

あれ?

しばらく前に「作家買い」の話って話題になってましたよね? そうそう「平和の温故知新@はてな」さんでだった(見たら自分のコメントもあった・・・)。
ライトノベル読者は「作家買い」をあまりやらないというのがテーマだったような気がしますけど・・・。

とにかく

一般ではどうか分かりませんが、私個人に限っての話では「この作者の本は無条件に買う!」というのがあります。あくまで現時点ではという注が付きますが、それでもありますね。

何の参考にもならないと思われますが、一応自分のためにも(つまり本気で日記ですかねえ)リストにしておこうかな? なんて思います。

作家買い」するリスト

今現在の確実購入
作家名 理由 もっと細かく一言
桜庭一樹 GOSICK」シリーズ、「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」「荒野の恋」など、ほぼ全ての作品で楽しんでいるため。 桜庭一樹の書く描写そのものが好きですね。リズムというか、言葉の選び方とか、なんだか雰囲気を感じます。
あざの耕平 もうシンプルに「BLACK BLOOD BROTHERS」シリーズが猛烈/強烈に楽しかったためです。 正直、Dクラとの相性は悪かったですが、シリーズが違うとココまで感じ方が違うというのも珍しいです。
長谷敏司 円環少女」・・・というより「戦略拠点32098 楽園」の一発でメロメロです。ずっと追いかけるに違いありません。 理屈っぽい描写が結構好きというのもありますが、実は時々挟まれる心理描写が好きですねえ・・・妙な余韻があって。
秋山瑞人 イリヤ」「猫の地球儀」などなどが理由。大抵読了感が苦いものが多いのですが、それでも買ってしまうでしょう。 何だか心の柔らかいところを直撃してくるようなテーマの選び方が好き・・・なんですかねえ。
うえお久光 悪魔のミカタ」「ジャストボイルド〜」が好きなのが大きな理由でしょうが・・・なんとなく他の作品も好きですねえ。 キャラクター作りが好きですね。書き分けや内面を滲ませるような言葉選びとかが魅力かな?
片山憲太郎 電波的な彼女「紅」が両方とも好きですね。だから次もきっと買うでしょう。えぐいけど。 記号的なテーマに記号的な話・・・なんですが、それが王道一直線という感じで好きかなあ。
西尾維新 戯言シリーズ」・・・というより「化物語」や「刀語」「きみとぼくの壊れた世界」などなどが好きですねえ。 主義主張はどうでもいいんですが、言葉遊びが純粋に面白いですね。予想もしない角度から脳みそに切り込んでくるというか。
定金伸治 「ユーフォリ・テクニカ」も面白かったですが、「ブラックランド・ファンタジア」が好きですねえ・・・続きは!? 想像以上に細かく作り込まれている(であろう)世界背景とか、人物像の描写が好きなんだと思います。
竹宮ゆゆこ とらドラ!」「わたしたちの田村くん」のインパクトは大きかったですねえ。別のシリーズでも買うでしょう。 もう迸るリビドーだけで読めるという感じですね。にきびが行間から出てきそうな文章が素敵。
古橋秀之 「ある日、爆弾が落ちてきて」「冬の巨人」などがもの凄く印象に強いですね。買うでしょう。 作品の持つイメージかなあ・・・なんだか幻想的というか、余計なものまで噴出してませんかみたいな。
ヤマグチノボル ゼロの使い魔」というよりは、1冊で完結している作品で今のところ確実に楽しめているって印象ですね。 結構手堅い印象がありますね。余計なものをそぎ落とすのが上手なのかな? 台詞回しが上手いとか思ってます。
高殿円 銃姫」「エターナル・ホワイト(ポリ白)」の少なくとも二つを楽しんでるからかな。特にポリ白。あと「オーダーメイドダーリン」!? なんだろ? 情念を感じるとか、独特な怨念感とでも言いますか、そんな感じ。うーん、実は演歌みたいな魅力か!?
中村九郎 「ロクメンダイス、」「樹海人魚」え!? マヂでっ!? という感じですが、詩集買う心境ですかねえ・・・。現在白黒を捜索中。 次は何やってくれっかな? という期待でしょうか。意味が混乱していて、読書中にゲシュタルト崩壊しているく感じ(?)がちょっと癖になりつつあります。
5割以上の確率で買う
作家名 理由 もっと細かく一言
川上稔 終わりのクロニクル」は好きだけど「都市シリーズ」とか作品毎に違いすぎるからなあ・・・ちょっと様子見くらいはする。 良くも悪くも作品毎の違いがやっぱり気になります。連射王なんて本当に同じ作者か、って感じに違いますからねえ。
藤原祐 レジンキャストミルク」は鬱鬱としているけどな〜ぜか好きですねえ。文句言いつつも好きという・・・なんでかなあ。 こう、うじうじしと吹っ切れてないような所が好きだけどキライみたいなアンビヴァレンツな状態です。
新井輝 「ROOM.NO 1301」や「私の愛馬は凶悪です」は楽しんだけど、また似たような話の可能性もあるし。ちょっと検討。 描写は好きけど、ROOMシリーズとか、ずーっと同じ事をこねくり回している感じがするんだよなあ。気のせい?
支倉凍砂 狼と香辛料」は強烈だけど、ホロなしだとどうなるんだろう? という不安がありますかね。 正直、今から次のシリーズの事を期待していたりはしますね。しかし不安感も大きいって感じですか。
萩原麻里 「トキオカシ」でのラブコメっぽいパワーが凄かったなあ・・・別シリーズがどうなるか分かりませんのでココ。 ついてないなあという感じですか。とにかく様子見。でもなんか幸薄そうな気がするのは・・・気のせい?
日日日 ギロチンマシン中村奈々子」「ちーちゃんは悠久の向こう」など、楽しんでいるけど、飽きてしまいそうな気もするなあ・・・まだ。 読んでいて面白い・・・んだけど「作品」=「消耗品」というイメージがまだ私は拭いきれてないですねえ。ただ、サービス精神は見事かな。金のかかったハリウッドアクション大作!見たいな?

ぼーっとリストを見ると

2作以上の別シリーズで楽しめた場合に「作家買い」確率がグンっと上がるみたいですね。あるいは一発でっかい花火を打ち上げてくれているかですかね。他の人の「作家買いリスト」も見てみたいですねえ・・・。
まあ作家買いなんて株取引みたいなモンですかねえ・・・。