超鋼女セーラ(3)

超鋼女セーラ3 センパイと僕の黄金週間 前編 (HJ文庫 て 1-1-3)
超鋼女セーラ3 センパイと僕の黄金週間 前編 (HJ文庫 て 1-1-3)寺田とものり  Ein

ホビージャパン 2007-08-01
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ストーリー

黄金週間がついに始まった。東北一帯がお祭り状態になり、ついに「超鋼機武闘会」が開始される。
主人公の瀬戸茸味セーラはこの「超鋼機武闘会(スティールアーツ)」に出場する事になっているのだか、黄金週間を武闘会は別として楽しんでいた。また別に参加するラヴィニアベッキーなどとも上手くやれている。
しかしこの「超鋼機武闘会(スティールアーツ)」には何やら色々な裏もあるらしく、ついでに言えば東北で絶対的な力を持っている「女王」の周りでの怪しげな動きなども活発になり、背後での動きがへんに緊張感を与えている3巻です。

黄金週間って

いわゆるゴールデンウィークじゃないのね?
てっきりそうだと思って読み進めていたら全く別のものだという事が分かってビックリしたり。私は東北に実際に行った事がないので、この本を読んでいるとなんだか東北のイメージが大変な事になって行きそうです。青森辺りとか・・・実際はどんな所なんだか。

セーラと茸味の

いちゃつきっぷりはさらに悪化の一途を辿り、独り者が読むには少々厳しい状態になってきます。

「わからない? 茸味のはじめては、わたしがひとりじめしたいの」

こんなこと言われたらどうしたらいいか分かりませんな〜
・・・男と女の立場が逆だったらどうなるんだか知りませんが・・・男女逆にしたらちょっと怖いかもしれんな。
え、私の場合ですか?*1そうですね〜。女性に恥をかかせないようにするために即風俗に行って経験値を積んでおきますな! はははははは!(サイアク)。

今回は

確かにセーラもラヴィニアもいますけど、実際の所は御浜千美絵の話だったかな〜。
茸味に横恋慕状態になっているロボ娘ではない人間の少女ですけどね。彼女の友達たちが力を貸して、千美絵を魅力的にしようとファッションを磨いたり、髪型を変えたり、茸味と仲良くなるための方法を考えたりと・・・色々頑張ってます。
が。
俺こういう女、好きじゃねえんだよなぁ。
男女逆でも同じなんだけど、好きな相手に言い寄るのに友達に力を借りて(まあ実際には友達の方が押し付けてくるんですけど?)外堀から埋めて行ったりするとか、お膳立てをしてもらったりとか・・・。うじうじしている所がどうもなあ。
そんなもん、一人で気合いでやらんかい。堂々と告白してから話を進めんかい! イヤだゆうても寝取ってやったらエエねん! はり倒してやったらエエねん! タマぁ殺ったるんや!
青春の価値は恋の華を如何に絢爛に咲かせるかで決まるんやで! そんでな、時として恋の華は血で色ずくモンやで! だからこそ一人で頑張り! 一人で頑張りや!
・・・まあ意味は全く分かりませんが、気持ちはなんとなく理解してもらえると思います。つーか気合いが足りないから「雨降って地固まる」とかになっちゃうんだと思いますですことよ。

総合

星3つ。カウント3.99で星3つ?
うーん、上記の理由から御浜千美絵が好きでないので星がへってます。とはいえ相変わらずセーラもラヴィニアもサァラも可愛いのであり、セーラはメールを一本打つのにも大変な状態になっている乙女回路発動中であり相変わらずの魅力がありますんで、セーラ好きな人は相変わらず楽しめるはずであります。
HJ文庫は個人的に「イラストの当たり外れがでかい」という印象なのですが、この超鋼女セーラは当たりの方です。Ein氏の書くイラストは動きや奥行きがあって良いですね。

*1:誰も聞いてない。