ひぐらしのなく頃に 第一話〜鬼隠し編〜(上)

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)

ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX)

実は

意外かも知れませんが私にとってこの本が初「ひぐらし」となりますが・・・なんとなくネットを見ているとネタバレを踏んでしまっているというか・・・予想外とまで行かないというか・・・そんな不安をこの上巻でひしひしと感じています。
カテゴリーとしてはホラーでいいのかな? ただ、残念ながら妙な心構えが存在してしまっているため楽しみきれない感じがちょっとなあ。

ストーリー・・・については

語れない部分が多すぎるし、語らない方が多分いいし、語ったとしても知っている人の方が多いと思うので今更何も書くつもりはありません。
いずれにしてもこの上巻だけでは何も言えないような気もしますね。

敢えて言えば

舞台設定は面白いですね。
開放的なようで閉鎖的な田舎町の不気味さを使って生み出している閉塞感と、所々で挟まれる陰鬱な情報が上手い具合に緊張感を生み出す事に成功していると思います。
しかし、情景描写が少なすぎるかなとか思います。元々がゲームである事から、風景や雰囲気を映像と音楽で補完できるためか、その辺りの描写がどうも薄い。というか、ラスト付近の「反転」が始まる辺りも、どうも雰囲気的に弱いかな・・・怖くない。その辺は音楽と映像あってのものかも。期待しすぎてたかもな・・・。
前半の本編のほとんどを覆っているお気楽お遊び描写は今イチでした。余りにもお気楽であり得ない感じ(特に竜宮レナのキャラクター)が余りに突飛で好きになれないままでしたね。

後半にかけての

展開は予想の範囲内でしたので*1現時点では星3つ位です。
下巻で「今の所予想の範囲内」となっている部分をどうやってひっくり返してくれるか。全てはそれにかかってますかね。期待して待ちます。上手くやってくれれば星5つにもなりそうですが・・・さて、どうでしょう。

*1:そら表紙イラストがアレで、本の中に挟まれている広告のイラストが「まさかり担いだ金太郎状態」なら、イヤでも予想しますがな