ぷいぷい!(6)
【MF文庫J】ぷいぷい!6 (MF文庫 J な 1-22) | |
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ストーリー・・・というか
うーん、ついに座堂シエラが可愛いと思えなくなってしまった。
もうほとんど、完全に。そして唐突に。
話の方は段々裏が見えてきつつあり、ついでに言えばシエラと主人公の新木陣との距離も順調に縮まる・・・というか思慕の情がある事がはっきりとして来つつあり、美味しい感じになってきてはいるはずなんだけど・・・楽しめない。冗談抜きで全くと言っていい程楽しめなかった。
予定調和的と言えばいいのか、あざといと言えばいいのか、見え見えと言えばいいのか・・・いや、この手のラブコメの話って「偉大なる予定調和」で構成されているから、そんな風に感じる読み手の私が変わっているんじゃなかろうか。
「ゼロの使い魔」の予定調和が楽しめるのに、こっちは全く楽しめない。その理由が分からなくて読了後の今もモヤモヤした気分が続いている状態。
キャラクターは
入れ替わり立ち代わりなかなか個性的な設定をされた連中がいるのだけど、その誰一人として際立った個性を感じないというか・・・台詞回しや行動などの向こうにいちいち職業作家としての思惑が見え隠れする様に感じてしまって、作者の独り語り本を読んでいるような気分になってしまった。
そうなるともう、感情移入出来ないし、当然萌えとかも感じるのは無理。目新しさも感じなくなってしまったし。なんでだろう。あのトーレムがギリギリ可愛らしい位かな・・・。
とにかく
しばらく経ってからもう一度読みなおしてみようと思う。
その時にはもうちょっと違う感じ方があるような気もするし。ちょっと余りにも「読まされている感」が強くておかしかったなあ。
読んでいる時、余りにも自分の心が動かないので、ぶっちゃけ途中から苦痛を感じてしまった。つまらないとか面白いとか以前の問題のような・・・上手く説明できない・・・辞典とか雑学集を読んでいたみたい。
小説で読了後にこういう感覚を持った事は今まで無いかも知れません。