さようなら、テレビ

いや

ボクシング騒動の前から思っていた事なんですけどね。

ちょっと考えてみた

彼らを時代の寵児のように持ち上げて――いま地べたに叩き付けているのは――誰?
彼らが増長するに十分な扱いをして――いま「増長し過ぎだ」と叩いているのは――誰?
彼らをヒーローのように祭り上げて――必要が無くなったら抹殺しようとしているのは――誰?
彼らを利用して儲けるだけ儲けて――価値が無くなったら「製造元」に責任を押し付けて知らんぷりを決め込んでいるのは――誰?
そしてその誰かさんを直接非難せず――尻馬に乗っかって自分も儲けようと動き回っているのは――誰?

もう

彼らが持っている(はずの)「放送倫理」とやらに期待をするのを止めません? 私は止めました。
規則(ルール)」なら信用に足るかもしれません。規則というのは破った場合には何らかのペナルティが発生すると思えるからです。

ですが

倫理(あるいはマナー、モラル、作法などと言い換えてもいいです)」は違います。
正直に言って、人が10人でも集まれば、あるいは時代が十数年も過ぎれば、もう完全に別のものになってしまってもおかしくはない「不確かなもの」「正解の存在しないもの」が「倫理観」だと思います。
それを「信じるに足るもの」と丸々鵜呑みにして、馬鹿を見させられてしまうのは・・・残念ながら我々視聴者と、取材対象です。
亀田家*1も、初音ミク初音ミクを楽しんでいる人達*2も、そういう意味では程度の差こそあれ、両方とも同じ被害者だと思います。

こうした出来事を見てきて

もはや私に取ってテレビは某掲示板と変わらない扱いをするべきものになっています。
ある意味では見たくもない広告を強制的に何十秒も見させられる分だけ、某掲示板以下です。ケバケバしい広告が山ほど張られたウザったいサイトと一緒です。
まあもちろんコンテンツ*3によっては見るに値するかもしれませんが、少なくとも――もはや私にとって信じるには値しません。

ですから

「さよなら、テレビ。
君はとっても華やかだけど、移り気で性悪な守銭奴だってもう分かっちゃったんだ。
だからもう、君の事を信じる事は多分できないけど……遠くから生暖かく見守る事にするよ……元気で」

*1:アレがポーズではなくて、本気で調子に乗っていたとしたらかなりどうかと思いますが。

*2:個人的には調子に乗っているとすら思えないのでもう悲惨としか言いようが無い。

*3:広告も一応含むかな・・・。