クリスマスイブを目前にした夫婦の会話

「今年のクリスマスプレゼントは、な・に・か・な〜♪」
「無いよ」


妙な沈黙数秒。


「・・・サンタさんは今年は何を、く・れ・る・か・な〜?」
「今年の奥さんは俺に対しての性的な意味での貢献度が低いから、プレゼント無し」


ギリっとこちらを睨む奥さん。


なんでッ!? なんで性的な意味なわけ!? サンタなのに!?
・・・サンタだからだろ


冷静な私に猛然と反論を開始する奥さん。


「サンタはッ、サンタはねッ! 子供に夢を配る聖人なんだよ!? そのサンタがエッチな見返りを要求しちゃダメでしょう!?」
「ふん、サンタが聖人として振る舞うのは子供相手だけなんだよ! 大人ん所に煙突から忍び込んだらもうそれ夜這いじゃねーか! 違うか!? 違わないだろうが!
サンタが二十歳以上の人のところに訪れる場合は、聖人ならぬ性人なんだよ! そして奥さんは二十歳をとっくに過ぎている! 子供じゃない! よって来るのは性人サンタ! エッチな見返り無しでは何もくれないヤラしいおじさん、分かったか!?」
「・・・私6歳・・・」
「そんなおっぱいのでかい6歳がいるか」
「ケチ・・・」
まあ、イブの態度次第では遅れてプレゼントが届く可能性も、あるがなア〜?


勝ち誇る私。


「ぐぐぐぐぐぐ・・・」
「ハッハッハァーッ! まあせいぜい知恵を絞って私を楽しませてくれ給え!」

今からクリスマスイブが楽しみでしかたがありません。