ねくろま。(3)

ねくろま。3 (MF文庫J)

ねくろま。3 (MF文庫J)

ストーリー・・・っていうか。

ヒロインは元死人/現骸骨で元の名前をマシロ・アナスタシアという。
主役はイケメンの魔法使いだけど最近失敗ばかりで評判を落としつつあるソリス・アレクサンドロという。
そんな二人を中心にして魔法でドッカン、全裸のシーンもドッカン、ロリ垂涎の的のシーンもドッカン・・・とかな感じの紹介でいいんじゃないか?

ストーリーが

いい加減になっているのでなんとなくお分かりでしょうが、このラノベは物語を楽しむというよりは、中のキャラクターが如何にアホでバカで無駄にエロイかを楽しむ本です。あんまり難しく考える必要などありません。
大体、本編最初のイラストがいきなりツンデレ美少女の全裸イラストですから*1その辺りは推して知るべし。

という訳で

なんかキャラクター紹介で進めたいと思いますので。

マシロ・アナスタシア

なんとなくお姉さん属性を持っている現在骨。よって性的な魅力は皆無。
なにやら賢者の石というものの断片の力によって不完全ながら蘇ってしまったらしい。口があっても舌も声帯もないので基本筆談。
ほぼ全員がボケと化しているこの本において珍しくツッコミ属性よりの人。ただし・・・、

「……男同士が抱き合ってれば何でもOKなくせに」
ジト目でツッコミ。
【! 今の発言には差別と偏見が感じられます! ソリスくんは今、全国五千万人の『性別を超えた真実の愛の探求者』達を敵に回しましたよ!?】

骸骨だけど腐女子

キャロル・カリオストロ

赤髪ツンデレ
普段はツンツンしているが、ホンネではソリスに食べられたいと思っているらしい。のっけから全裸にさせられるのはこの娘。酒が入ると超アグレッシブな娘に変貌する。なんか基本だな〜。

「……わたくしが家の者以外で肌を見せることを許すのはソリス様ただ一人……。穴が空くほど見て、触れて、舐めて、愛でてください。数十人分、丁寧に丁寧に。庶民達の汚らわしい視線が消えるまで綺麗にしてくださいませ」

シェンファ・パラケルスス

幼女だが非常に優秀な魔術師で、なんか結構な黒幕の人。
というかそれ以上に自分の変態性癖を前面に押し出していて、それを隠そうとするどころか誇っている人でもある。

「執事かー、執事いいなあうひひ……くぅ、この私をこんなにも萌えさせるとはなかなかやるじゃないかくくく私も所詮は乙女だったということかでへへ……」

とかで標準です。しかし、街の公衆トイレにて、

「そのときは無理にでも代わってもらおう。私のような美幼女のピンチを救えるのなら、男はみんな野グソをするだろう」

こんな事を言っています。
違うねッ!!
「もう出るから!」「今出るから!」と言いつつ時間を稼いで気を持たせた挙げ句にトイレから出ず!
そして結果として「我慢しきれなくなって漏らしてしまう幼女」の出現を企み!
さらにはそれを目の前で眺めるためにひたすら知恵を絞る!
羞恥に悶え、イヤイヤしながら泣き崩れる「お漏らし美幼女」を生で観るためなら血の1リットルや2リットル位は惜しまないのが男という最悪の下等生物だ!
あれ? ・・・間違ってる?

ちなみに

この世界には「アダルティックガール」という雑誌があるらしく、そちらの雑誌の特集によると、《料理を作るときは裸にエプロン。それが一歩先行く乙女のじ・ょ・う・し・き♥》らしいです。
他にも新しい乙女の在り方として《男の背中を流してあげる時はタオルなど使わず、自分のカラダを泡立ててそれをこすりつけて洗ってあげるのが良い》などのスタイルを提唱しているらしいです。
うん、これは間違いないね。現実でもどんどんやって欲しいものです。

総合

変に興奮して感想を書いていますが、相変わらずの星3つ。
ストーリーに全く触れていないのでなんとなく分かると思いますが、変にエロく、全裸が乱舞していたり、幼女が乱舞していたりするところ以外はあまり見所はありません。
まあなんというか、お金に600円ほど余裕があって、暇があって、幼女が好きだったり、おっぱいぷるぷるが好きだったり、ツンデレが好きだったり、プチ淫乱な娘とかが好きだったり、美少女の裸のイラストとかが好きだったら読めば良いんじゃないかと。
紹介では割愛しましたがドジッ娘なんかも出てきます(表紙の裸ワイシャツの娘ね)。でもどっちかと言えば幼女/つるぺた成分が多く混入されている作品だなあ・・・。なので、ロリの人は読んで妄想の種にするのもありかも知れません。
私はひょっとしたらこの3巻で切るかも知れませんねえ・・・。

感想リンク

*1:何故か大事な所は書かれていない!