そういえば最近酷評してないなあ・・・。

いや

しないようしているという訳ではなくて、偶然そういう作品に出会ってないだけなんですけど。
でも・・・たまには何かの作品を、心の底からの憤怒でもって罵倒したい! なんて思ったりします。一片の嘘もない憤りでこの画面を埋め尽くしてやりたい・・・なんてね。
怒りだって喜びと同じくらい大事な心の動きでしょ? ねえ?

そんな風に

考えて思いついたのは、

そこまで腹を立てるには、つまらないだけじゃ足りない。

という事ですかね。
酷評するにはやっぱり心が動かないとダメなんだよね。マイナス方向に。

つまり

「あ〜あ、昼飯一回分損した〜」

じゃまだまだで、

「こんなウンコみたいなもん人に金払ってまで読ませやがって・・・金返せ!」

でやっと酷評パワーが平均値くらいま溜まる感じで、

「くっそー! これはもう精神的に収支が大赤字! 慰謝料を請求する! 上乗せして金払え!」

位でやっと、もの凄い気合いの入った酷評が書けるかな〜と。で、最近はそういう作品に出くわしてないと。まあそんな感じです。

でも

酷評するのは結構大変な作業だったりするんですな。書いている最中は腹に溜まった憤懣を吐き出すのに必死で気にしてないけど、実はもの凄いエネルギーがいるんですよね。
それに、やっぱり心に響く酷評というものがあると思うんですよ。名書評みたいにね。
最初はゆっくりとスタートして、一見酷評ではないような感じでスタートして読者を逃さずに読ませつつも、その作品の欠点やムカついたところに近づくつれてジリジリと論調も口調もヒートアップ! 気がついたら作品全体をズタズタにして、後には灰も残らない。
・・・そんな酷評を書いてみたい、なんて思った夕さりでした。