バカとテストと召喚獣(5)

バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫 い 3-1-6)
バカとテストと召喚獣5 (ファミ通文庫 い 3-1-6)井上堅二  葉賀 ユイ

エンターブレイン 2008-11-29
売り上げランキング : 23

おすすめ平均 star
star総受。。。
starそう、君の名は『アレクサンドロス大王
starあとがき・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ストーリー

姉があらわれた!
コマンド?

  • ぬぐ
  • もぐ
  • きがえる
  • ごかいをうける
  • いのちだいじに
  • くつしたをぬいで、またはく
  • にげる←

「アキヒサは、にげだした!」
「しかし、まわりこまれてしまった!」

カモナ マイハウス

という感じのファミリーテイストが滲んでいるバカテス5巻。
おかしい・・・! このバカな小説にファミリーだと・・・? なんて思っていたんですけど、表紙を飾っているのが明久のお姉さんであるところの玲さんですね。Eカップのおっぱいを遠慮無くさらけ出している感じがいかにもワールドワイド。でも個人的には見事に発達しているように見えるヒップが気になるんだな! 軍隊で言うと大佐ぐらいき、気になるんだな!

いつもだったら

キャラクター紹介で紙幅を埋めている私ですが、今回はそれは止めておきましょうか。
いや別にキャラ紹介が面倒くさ

「わ、渡さねぇぞ! やっと直って返ってきたばかりだってのに、お前なんかに奪われてたまるか!」
「……抵抗するなら、ズボンとトランクスごと持っていく」
「トラ……っ!? 百歩譲ってズボンはまだしも、トランクスは関係ないだろ!? お前は俺に下半身裸の状態で登校しろと言うのか!?」
「……男の子は裸にYシャツ一枚だけの格好が大好きってお義母さんから聞いた」

いとか、引用する箇所を探すのが大変とかそういう訳ではありません。
確かに裸Yシャツは好物ですけど、少年の裸Yシャツで興奮するのは中年(涙)の男性として問題が——いえ、キャラ紹介はもう十分だと思うというか、最近だと多分明久受けとかでもう二次、三次的に利用されていると思

バスタオルを棚から取り出して頭を拭きながら籠の中を覗き込む。さてさて、どの服にしようかな。


→ナース服
→エプロン
→野球帽

うので、今更キャラ紹介もないと思うんですよね。
風呂上がりの明久&ナース服、風呂上がりの明久&エプロン、確かにどちらも魅力的ですが、ここはやっぱり野球帽言一択だと思うんですよ。でもそれ以前の問題として、なんでここの選択肢に「ソックス」が無いんでしょう。疑問です。

今回は

上でもちょっと触れましたが、我らがバカ、吉井明久のお姉さんが登場することで状況がいきなり混沌とします。とにかく完全にネジが外れた感じのお姉さんの暴虐に、どれ

「はい秀吉、あーん」
「あーん、じゃ」
もぎゅもぎゅ

だけ明久が耐えきられるかというところが話の中心になる訳ですね。何しろ風呂上がりに用意しておく着替えが上記の三択ですから、その脳の回転数も想像できるというものです。
・・・! ところで私も何故か分かりませんが秀吉に「あーん」ってやってあげたくなってしまったんですがこれは気のせいですか。それとも恋ですか変ですか。変なんですか。分かりませんが、最近なんとなく萌えの本当の意味を掴みつつあるような気がしています。

いえ

まともにストーリー紹介をすると、とにかく生活全般を改める必要性(姉)にかられた明久が、またいつもの無駄な空回りをしてテスト勉強などをするというのが

ムッツリーニ君は頭でものを考えすぎだよ! 「百聞は一見にしかず」って諺を知らないのっ?』
『…………十分なシミュレーションもなくして実戦に挑むのは愚の骨頂』
『そうやって考えてばかりだから、スグに血を吹いて倒れちゃうんだよ!』
『…………何を言われても信念を曲げる気はない』
『またそんなことばかり言って……! このわからずやっ(チラッ)』
『…………卑怯な……っっ!!(ブシャァァ)』

大筋なんですけど・・・キーッ! やっぱりっ! 工藤愛子とムッツリーニはアヤシイ関係じゃないかっ! ボクの青春時代にそんなチラリズムで大脳を攪拌してくれる女生徒なんていなかったぞコノヤロウ! ボクにも、ボクにもなんかそういうトキメキというかドキドキを補給して欲しいというかなんでこんなに興奮しているんだろう!

総合

ん〜ん〜星・・・4つかな〜。
笑えるという意味ではちょっと減速したような気がしますけど、十分に面白いことは確かですので(なんかいきなり素面に戻った)この星の数となりました。なんだかんだ言って最後の最後はきっちりしゃっきりほっこりと締めてくれましたしね。うん、良い仕事してますね〜という感じでしょうか。
しかしこの作品も有名になりましたねえ・・・。1巻が出たときに気合いの5つ星にしたのが懐かしく思い出されますな。今では立派になって、何にも難しく考えることなく読めて、とっても頭の悪い人が沢山出てきて、さらには性別を超えた萌えまで用意されているという盤石の作品になりつつあります・・・。

感想リンク