C3-シーキューブ-(6)

C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈6〉 (電撃文庫)

ストーリー前のぱんちら談義

なんでも言ってみるもんだな〜!
・・・いや別に私が言ったからという訳じゃないのは分かりきっていますが、とにかく念願のわんわんスタイル(っぽい)感じで表紙がどーん! です。
お陰で私のアレもどーん! ついついいい年こいてんのに表紙絵だけでアレしちゃってもーなんだかな〜! という6巻ですが・・・贅沢を言えば、もっとこー、なんかこー、誘うような感じの表情であるとか? 恥じらいに目を伏せるような? そんな感じであればよりグッドだったんじゃないかな〜などと思ったりもします。
しかし・・・! 見れば見るほどアレなところの書き込みがアレでして、この、こ、この部分はもうアレそのものって感じですよね? ということはちょっとペロッとアレすれば、そのままアレしたりアレしたり出来るわけで・・・! もう、もうどうしたらいいですか!?
ところで上の文章、読み返してみるとアレばっかりでなんの事かサッパリ分かりませんが、ここを読んでいる皆様であれば「アレ」の部分にそれぞれ適切な言葉を入れられると思いますので私も安心です。

ストーリー

夜知春亮(やちはるあき)所には、相変わらず人化した「呪いのアイテム」が集っている。
呪いのアイテム中のアイテムとも言える(がロリ)のフィアや、某有名呪いのアイテムである(が爆乳)このはや、その体に決して外すことが出来ない呪いのアイテム(ボンテージ)を身につけた上野霧霞や、手に職をつけた呪いのアイテム(アダルトなロリ)の黒絵などなどが日々夜知家には入り浸っていた。
そして時は期末。期末となれば期末テスト。期末テストとなれば勉強会・・・ということでさらにサヴェレンティ桜参白穂なども集まって勉強会を開くことに。
相変わらずの少女密度の高さに加え、あざといと言ってしまっていいのではないかというプールイベントも発生し、そうなると必然的に色々と賑やかな6巻です。あ、やっぱり今回もなんか敵が出てきて襲われたりします。うん、なんか色々あります。

は〜

なんで鼻血が出るんだろう?
花粉症で鼻炎になっているからというのは分かっているんですが、やっぱりなんというかそれだけではないような気がしないでもないです。表紙イラストはもちろんですが、口絵カラーをちょいと見られただけでもなんか色々な誤解を受けそうな気がします。
それに加え、

「っ、はぁっ……ね、ちょっと、待って、サヴェレンティ……」
「休憩?」
「ええ、休憩……そんなに一生懸命になって入れられたら、ちょっと苦しいわ」
「あは、ごめんね。こんなところでこんなことするの初めてだから、ボクもテンション上がっちゃって」
「もう、仕方のない子ね。私もなんだか新鮮なのは確かよ——うん、じゃあ休憩終わり。ね、いいわよ、続けて……?」
「了解ー。お湯汚しちゃダメだから、気をつけてね」
「ふふ、大丈夫よ。零すなんて勿体ないことしないわ。全部、ちょうだい……」

・・・えー、これがいつもの芸風だというのは分かっているんです。分かってはいるんですが! それでも私の脳内環境はなんだかよく分からない物質でいっぱいになってですね! そして結果としてよからぬ映像やらよからぬ行為などが次々とフラッシュバックするのです・・・!

ま、

相変わらずのテンションで話のほうは続くんですが、今回も新キャラ登場で何気に毎回新しいキャラクターを投入しているんじゃないかという感じなんですが、その新キャラが、またしてもアレです。

「ご、ご相談したいことが。助けてください! 払えるお金は少ないんですけど、とっても困ってて、もう切子ごとき弱々人間にはどうしたらいいか……!」
「いや、お金なんていらないけど!?」
「はぅっ。切子ごときのお金はいくらあっても無駄というわけですね。うう、では、身体で払うしか……? 困りますけど、もう他に手が……うう、わかりました。でも、恥ずかしいので、できれば着たままで……!」

いえ、着たままの方が価値が高いです
ちなみにこの娘、名前は穏天崎切子という名前なのですが、今回呪いのアイテム関連のトラブルを持ち込むのはこの娘です。謎の占いなどにはまっている問題多き娘で、とにかく「スーパーロボット大占」によると運命ワードが《パイルダーオン》らしく、結果として暗示されているのは「合体」だそうです。
「合体」、好きですか。私も子供のころは合体するものが好きでしたが、いつしかそういうものに興味が無くなって・・・今は単に「合体」が好きです。え? 同じじゃねえかって?

そういえば

今回はグロ指数が随分と下がった感じがありますね。
この作者はなんとなくそういう方向の作風を書く傾向かあるように思うんですが、この6巻なら安心です。ボンテージは出てもグロはありません。逆に危険になったという意見もありそうですが、基本的に安心です。
そう言えば5巻で完全に出番を失っていた黒絵が復活(?)したのも嬉しかったですねえ・・・。今回新たに

  • モンゴリアンデスワーム良門
  • ダイナソア業盛

などの新ワザを披露してくれます。しかし本当になんなんだこの命名規則・・・。
あ、あと先生キャラで結構重要な役所の登場キャラがいるんですが、先生と言うことは四大卒と言うことで自動的に18禁ですね。という訳で割愛します。18歳以上だからオトナなので禁です。嘘ですけど。

総合

星4つです。今回は随分と正統派な展開で来たな〜という印象がありますね。
読みやすくて入りこみやすく、普通に楽しい一冊として仕上がっています。でも個人的には何気に「何事も無いようだけど正統派な展開で読者を楽しませるのって難しいよね?」と思ったりするので、この作者の物語制作の能力はやっぱり確かなんじゃないかと思います。
しかし驚いたのは巻末についた「お詫びページ」の存在でしょうか。確かに、確かにその通りだけど・・・! これが負けても嬉しい花いちもんめ!? そうなの!? そうだったの!? こういうお詫びページだったら毎回掲載されてもわたくし腹を立てたりはしませんわよ? な気分です。転んでもただでは起きないというか、起死回生というか、災い転じて福と成すというか・・・やるな、電撃文庫編集部・・・!

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