明るい家族砲計画っ!(3)

明るい家族砲計画っ!3 (ファミ通文庫)

明るい家族砲計画っ!3 (ファミ通文庫)

ストーリー

新城拓真(しんじょうたくま:15才)と神崎美奈(かんざきみな:15才)の「神カップル」の所に娘を名乗る少女・ヒカリが卵というあり得ない物体に入って突然現れたのがしばらく前。
そしてツインテール小学生(リアルツンデレ様)であり「拓真の未来の妻」と名乗る少女・東雲理央とその娘・ヨミが押しかけたのがつい最近。
新城家の状況は混沌の一途を辿っていた。でも色々なトラブルのお陰で拓真は本命(?)であるところの美奈との関係を進展させることが出来たり、あるいは理央の持ってきたトラブルを上手いことかたづけたりして、まあなんとかやってきていた。
しかし・・・しかし! ついに時は満ちた! というかなんというか「夏」がやって来ていた。泥沼のダメ物書きである修二お兄さんのカンズメに付き合う形で、海の別荘を借りられることになった拓真一行は、真夏のリゾートへと乗り出したのだった。
圧倒的な女性密度の中、拓真は美奈との仲をさらにもう一歩進めて、気持ち的には「オトナの階段」を登りたいところ。今回はきっちり未来アイテムで「インタラクティブ説明書」である「セッちゃん」の手も借りての旅行を計画して・・・。しかし、そんな上手く事が運ぶはずもなく・・・?
という感じの3巻ですね。SF風味だけれども変なお話の第三弾です。

ところで

貴卿らに問う。生おっぱいを揉んだことはあるか。
・・・いや、まあ、無いか。・・・え、ある? いや〜それは重畳! 私と美女のおっぱいでもつまみながら一杯やりませんか? などと思ったりするわけですが。
居酒屋で「生中!」と言えば、手のひらにすっぽりと収まるくらいの生おっぱいが出てきて欲しい(もちろん恥じらいに満ちた表情を浮かべた美女 or 美少女で)、なんて思うお年頃の私には、いや〜なかなかに刺激的な内容でしたね。
・・・。
生おっぱい揉み
恥じらい付き
ライトノベルにおいて定義されるプチエロスの頂点の一つに君臨しそうな出来事が起こっちゃうのがこの話でありまして・・・。

「ばか。……ちょっとだけだよ」

「だめ……、拓、だめ……」

嗚呼! 「ばか」や「だめ」の一言に込められる意味の多彩さと言ったら無いですね! はぁはぁします! なんででしょう!? なんでですかね!? 成年コミックなんかも平然と読み下すこの私が、脳内補完される「オンナノコな部分」には陥落寸前です。

まあなんですか

夏でリゾートで未来の妻候補が二人もいる状態でのお泊まり付き海ですからね。何も起こらないと思う方が変ですが。
イラストを手がけるさそりがため氏による無意味な(しかし重要な)パンモロカラーイラストなどでリビドーを刺激されたところから始まるこの本、なんだかやたら興奮します。
しかも上手いと思ったのが、この本ほとんど丸ごと一冊海でリゾートなんですよね。普通はそんな簡単に一冊丸ごと海やら水着やらむちむちぷりんな感じでは埋められないものなんですが、SF的な舞台装置を用意することで一冊まるっとプリン体です。そこら辺が実に良いですな・・・。私はお尻も大好きですが、やっぱりおっぱいも大好きだという事を再確認しました。
一体何の話をしているのかちょっと分からなくなりましたが、多分夏だからです。最近暑いですからね。皆さんも脳の病には気をつけて下さいね! ・・・一度おっぱいとかお尻とか考え出したら2時間ばかり止まらないとかって、多分病気だよね?

総合

あらら、星4つですか。
本編が一体どんな内容だったのか一切触れていないことに今気がつきましたが、だからなんだというのでしょうか。若さ漲るリビドーの前には物語なんて飾りです!と言いたくなったりします。
この感想自体はグダグダですが、作品の方はキャラクターの使い回しも上手く、テンポも良く、お約束も裏切らないといういかにもライトノベルです。が、ちゃんと楽しめる(愉しめる?)出来になっていると思うので、うんうん、良いんじゃないでしょうか。難しく考えることもなく読み進められるし・・・何気におすすめのシリーズですね。

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