バカとテストと召喚獣(6.5)

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫 い 3-1-8)
バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫 い 3-1-8) 井上堅二  葉賀 ユイ

エンターブレイン 2009-08-29
売り上げランキング : 16

おすすめ平均 star
starバカテス6.5
star玲ねえさんが絡むと限度というものがなくなる気がする
star番外編のような短編集

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ストーリー

夏だから。夏なので。夏として。短編集なのです。
ちなみに表紙を飾っているのは若干胸の育ったバージョンの秀吉です。いやあ、いつ見ても秀吉の姿は眩しいですね。まさに艶姿というに相応しい姿です。しかもこの表紙ではきっちりとスカートをはいているというある意味での秀吉完全版です。素晴らしいですね。
素晴らしい表紙絵について一通り・・・なに? 木下優子? いやいやそれはないないそれはない。ある種の変形版ドッペルゲンガーという事で基本的にはファイナルアンサーのはずなので、何も心配することはないのだよ。
という感じでいつも通り短編スタートな訳ですが、つまり馬鹿という事で短編集2冊目です。

秀吉が二人

出てくる短編集がまず一発目に繰り出される訳ですが、いや〜いいですね秀吉!
・・・なに? 姉の優子? はっはっはっ馬鹿だなあ! そんなの幻覚に決まっているだろう? 秀吉が二人でこの胸のときめきも2倍・・・いや4倍位になるので、つまりはMaxHeartなのですよ。
ところでこの短編では秀吉がちょっとした女装? というかあるべき姿? というかカードの表と裏? 的な変身をすることになるわけですが、結果としてこの胸の高鳴りも3倍・・・いや6倍位になるので、つまりはSplash Starなのですよ。
とにかく秀吉尽くしで楽しめる一本となっています。なんでしょうね? 少し興奮しますね?

海と欲望と女装(前編後編)

また女装かよ! しかも海で女装かよ!?
メインディッシュは豪華女性陣のはじける曲線(一部の人物は直線)ではなくて、馬鹿のアレがアレするわけで、おそらく結果として明久関係のアレゲな欲望を持っている人の心の柔らかい襞のようなものをくすぐりまくるのではないでしょうか。
しかも何を勘違いしたか、今回はムッツリーニまでもがアレです。しかも個人的にはなんかセーフのような・・・気が・・・します。もちろん明久はセーフ・・・いやいやいやいや!? 何がセーフで何がアウトなのかもう私には分かりません。ときめいたら負けのはずなのですが、何故か「負けてもいい。いや負けよう」というもう一人の自分がいます。
嗚呼、グラグラと揺らぐ私の中の多分大事な境界線。一度踏み越えたらもう戻れない性の迷い道。もう、ゴールしてもいいよね……?(多分よくない)

雄二と翔子の話

ロリコンのお兄さんとショタコンのお姉さん大興奮の一編ですね。何しろ二人が小学5年生の時の話なのですから。
とはいっても当時の雄二くんはまだ馬鹿ではなかったので、このお話だけはシリアスに書かれています。まあぶっちゃけていうとなんで翔子さんは雄二くんの虜になってしまったのか(今は逆に翔子さんが雄二くんを虜囚にしていますが)という所が書かれています。
うーん、何気に上手いと思った話でしょうかね。ナマイキで可愛くない雄二くんと今よりずっと消極的な翔子さんがツンツン&モジモジという感じで書かれます。
・・・しかしかつて脳がピカチュウだった雄二くんは、何故間違って脳がライチュウ(残念な進化)になってしまったのでしょう? そこについては相変わらず謎のままですが、まあなるべくしてなっているのでどうでもいいような気がします。

総合

うーん、星4つですか。
最近文字数が多くてごっつい本ばっかり読んでいるので読み足りないような気がしてしまいましたが、でも何気に面白かったので前回よりも星が増えてます。確かに慣れてしまった部分はあるんですけど、他の本でコメディ成分が不足している最中だったので、丁度良い補給になりました。やっぱり人生に笑いって大事だよね! はははははははははははははははははははははふはふふふふはははひゃひゃひゃっひゃっひゃっひゃああああああああああああああ!
ちなみに人前でこういう笑い方をすると場合によっては警察をすっ飛ばしていきなり病院、という可能性もありますのでフリーダムに笑うのは人気のないところでやるのが吉ですね。人気のないところで呵々大笑する人ってステキ! というのが最近のトレンドなので、きっとあなたもモテモテになれるでしょう。……Good Luck!

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