Safariで広告を可能な限りブロックしてみる(2)

という訳で

特に誰も注目していないと思いますが、Safariで広告をブロックするの第二回です。え? ここはそんなブログじゃないって? ええまあそうなんですけどね、最近PC触ってるのが楽しくて仕方がないんですよ。なんつーかこう、だ・・・脱皮? 的な何かが精神の内部で起こったらしくてですね。
まあそんな事はとりあえずどうでもいいので、早速本題に入りましょうか。

広告ブロック用のプラグインで消す

まあ一番お手軽で一番手を出しやすい方法じゃないかと思います。Safariにも広告ブロック用の有名なプラグインがありますね。

Safari AdBlock

Safari AdBlock(オフィシャルサイト)
Safariでの広告ブロックと言えばこれ、という程定番のSIMBLプラグインですね。Macディレクトリの、
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins
以下に「.bundle」とついているファイルを置いて、Safariを再起動すれば環境設定パネルに項目が出てきます。ただしオフィシャルサイトに注意書き

Snow Leopard users: you need to run Safari in 32-bit mode.

がある通り、64bitモードでSafariが動いている場合、このプラグインは使えません。私の環境ではSafariが64bitで動いていまして、わざわざ64bitで動いているSafariを32bitモードに切り替えてまで使う物じゃないと思い、そこからの追跡は止めています。

Safari AdBlocker

Safari AdBlocker(オフィシャルサイト)
上の「Safari AdBlock」が使えないSnow Leopardの環境でも動いてくれるプラグインがこちらですね。

Safari AdBlock」と同じくSIMBLプラグインとして動いて、インストールするにはやはり「Safari AdBlock」と同じように、
/Library/Application Support/SIMBL/Plugins
以下に「.bundle」ファイルを置いてSafariを再起動するだけです。右クリックのコンテキストメニューにも「Block URL」「Block Image」などの表示が出てくるので、Firefoxの「AdblockPlus」と同じ様な感覚で使えるんじゃないかと思います。
・・・が、実際にこの右クリックメニューを使ってみると分かるんですが、広告だけブロックして欲しいのに「そのページ全部」をブロックしようとすることが結構あります。ちゃんと広告をブロックさせるには色々と頭をひねってやる必要が出てくるので、使いやすさという意味ではまだまだ微妙・・・と言ったところでしょうか。
また、環境設定パネルの「Subscription(購読)」から、ブロック用のURLリスト一覧がダウンロード出来ます。ダウンロードされたファイルは〜/Library/Application Support/Safari AdBlocker以下に「Subscription.txt」という形で保存されます。で、このリストに従って自動で広告が消されます。
・・・が、正直このリストの出来がイマイチじゃないかと思います。何故かというと・・・消しすぎるんですね。企業が作っているようなサイトであればまず問題は出ないのですが、例えば2chまとめサイト系とかだとURLをブロックしすぎてページ表示がメチャクチャになってしまうことがあります。手動でホワイトリストに入れればいいんですが、うーむ・・・なんだかなあ・・・という気持ちにはなりますね。「過ぎたるは及ばざるがごとし」とはこのことでしょうか。

Saft

Saft(オフィシャルサイト)
これは多機能なプラグインで、海外で作られていますがちゃんと日本語化されています。

TigerLeopardSnow Leopardのいずれでも動きます。広告ブロック以外にもいろんなことが出来るんですが・・・有料なのが問題ですね。それが無ければ使ってみようという気になるんですが・・・お金払ってまで使うかと言われれば、ちょっと微妙なんじゃないでしょうかね。
何故かというと、広告ブロック以外の機能は他の無料のプラグイン(例えば「SafariStand」や「Glims」など)を使って実現出来る事だったりするので、魅力に感じる部分が少ないのです。で、残った広告ブロックの機能だけに1000円近い金額を払うのかというとそれは無いだろうと。という訳でおすすめしにくいプラグインですね。無料なら間違いなく入れるんですが・・・。

PathHelmet

PathHelmet(オフィシャルサイト)
ん〜、これも有料のプラグインですね。値段はSaftと同じくらいです。TigerLeopardだけに対応しているようです。

有料なだけあってインターフェースという意味でも機能という意味でもSafari AdBlock系より優れているんですが、広告ブロックするためだけにお金を払うかというと、ちょっと・・・となるのが普通じゃないですかね。Firefoxなら広告ブロックは無料で実現可能な訳ですし。有料でさえなければおすすめなんですが。

ClickToFlash

ClickToFlash(オフィシャルサイト)
Webサイトに表示されるFlashの自動再生を一律で止めてくれるプラグインです。おすすめ
広告で何が一番うっとうしいかって言うとFlashでビカビカとアニメーションをする広告だと個人的には思うんですが、それらを全て止めてくれます。止められたFlashは以下のような感じで画面に表示されます(参考:うちのサイトのTwitter表示部分です)。

ただし表示させたいFlashについてはそのFlashの箇所をクリックするだけで表示させることができます。

Settingsの画面からはFlashについてどう扱うかを指定しておくこともできますし、特定のサイトのFlashは常に表示するなどのホワイトリスト指定もできます。多機能ではありませんが、必要な機能だけをきっちりと持っているという印象ですね。これを入れるだけで広告のうっとおしさがかなり軽減されますので、入れて損はないと思います。

という訳で

Safariプラグインを使って広告をブロックする場合は、

  1. 自分の環境にあわせて「Safari AdBlock」か「Safari AdBlocker」を入れる
  2. 「ClickToFlash」を入れる
  3. 使いこんで広告ブロックの条件をそれぞれ絞り込んでいく

というのが現状ではベストなんじゃないかと思います。
ここで問題になるのが3の部分ですよね・・・何気に面倒ですから。素直に消えてくれない広告を消すためにWebサイトのソースまで読むはめになったりとかして「余計に時間食ったりしてなんだか本末転倒だなあ」とか思ったことも一度や二度ではありません。ですので、「広告をブロックする」という事を単純に考えた場合「SafariFirefoxと比べて色々と敷居が高い」というのが個人的な結論です。
Safari、なかなかに良いブラウザなんですが楽ができませんねえ・・・。