タイピングハイ!

しまぱんの書かれたカラーイラストには、同じ重さの黄金と同じだけの価値がある」というしまぱん蒐集癖がある猛者のみ購入する事を進める。それ以外はスルーした方が吉。
とりあえずしまぱん好きの為にいいページのリンクも張っておくから。過去ログとか漁るとなかなか良い画像が集められると思うよ。
Heaven Stairs


まあ、作品の話題に戻ると、正直に言って作者と編集者がナニを考えていたのかイマイチ分からない。
この本の世界観的にはハードSFの匂いがプンプンするし、内容もAIに関する考察やコンピュータネットワークについての描写などがあったり、主人公がやり手のハッカーだったりで、どう考えてもそういう本(ハードSF)として出版すべきだろ・・・とか思うのだが、なぜかイラストにはロリ気味でフリル満載の可愛い女の子だらけで、上記の通りしまぱんの女の子がカラーイラスト部分にでかでかと書かれていたり、というか男やコンピュータが書かれたイラストそのものが皆無だし、主人公の入学する(これも違和感があるけど)学校名が「ローズフィート学園」って、おい、これなんてギャルゲー?
間違ってる、明らかに間違ってる。
なんだかギャルゲー大スキの人間と、SF大スキの人間が共同執筆したんじゃないのか?と思わせる程の違和感が作品全体に漂ってます。混ぜるな危険と書かれた薬品をあなたココで混ぜましたね?って感じだ。パステルカラーのピンクとガンメタリックのモザイク模様。意味不明。
話自体は結構良い筈なんだけど、この違和感のせいで全くと言っていい程楽しめなかった。
無理だよコレ・・・食い合わせが悪過ぎるよ・・・。
編集もちゃんとイラストレーター選べよ・・・可愛い女の子書きゃいいってモンじゃないんだよ・・・なまじ女の子が可愛く描けてるから違和感が凄いんだよ。
媚びてどうすんだ媚びて。あ〜あ。面白くなったかも知れない作品なのにな〜。それともSF作家ってのは今は食えない時代なんだろうか。それならそれで寂しい。
・・・個人的にはこんな感じ。まあ、読む人が読めば堪らない作品なのかも知れないけどさ。まあ、星二つあげるよ。