ぐふ、ぐふふふふ、うれしいです。

皆さんリンクして頂きありがとうございます。
先日のある文芸作品の終わりSSMGの人の日記にもリンクして頂きました。
本当にこれ思いついて即書いた代物なんですけど、こうして色々な人の意見を頂いていると、皆さんライトノベルという分野の作品に対して、それぞれ形は違いますし程度も違えど「ある種の不安感」を持っていらっしゃるのかなと思いました。
私の場合、ラノベ作家の誰でもそうなんですが、一般文芸に行ってしまってもその作家の作品が読めると言えば読めるのですが、やっぱり寂しいのです。昔少年誌で書いていた漫画家が青年誌で連載を始めたみたいな感じだと思いますが、僕はその作家の少年誌向けに書かれた作品を愛しているのだ・・・といった内容の事にある年齢に達した時に気がついたと言った方が良いでしょうか。
例えば私が10代だったとき敬愛して読みあさったのが菊地秀行夢枕獏といった作家陣ですが、彼らの書くジュブナイル以外の作品に手を出してみましたが、正直あまりのめり込めませんでした(魔界行とか、飢狼伝とかです)。大人向けになる事で、過激なエロスやらバイオレンスやら、どちらかと言えば個人的に目を塞いでいたい方面の生なましさが現れてしまって、読んでいて苦しくなったというのが近いです。私の場合、読書に程よい緊張感だけを求めていて、その丁度良いラインがいわゆるライトノベルのラインなのでしょう。大人達の繰り広げる生々しいやり取りや、争いなどは、正直現実の中だけで十分なのです。
ですので私の一番の希望は、ラノベ作家達がラノベ作家でも十分評価される環境が出来上がる事です。芥川賞直木賞の受賞作家達のように、です。(大きな意味で)同じ様なエンターテインメントの分野である漫画の世界においては既にその環境がもうそれなりにあると言っても良い思いますので、ライトノベル作家達も同じ栄誉を受ける事が出来たらな(凄い夢かもしれませんが)・・・などと思っています。
そう考えると最初に必要な事と言えば、メディアミックスとか抜きでもライトノベル業界の規模をもっと発展させる事だと思いますが・・・まあ、一朝一夕でどうにかなるような話では無いと思いますし、私個人がこうして自分のブログで意見を書き散らした所でラノベの市場規模が増える訳でもないとも思いますが、まあ、地味に応援し続けします、という事ですね。