オオカミさんとおつう先輩の恩返し

オオカミさんとおつう先輩の恩返し (電撃文庫)

オオカミさんとおつう先輩の恩返し (電撃文庫)

連続で感想書いたので内容の手抜きがばれるぜ! まあいいけど。

お話

この話の舞台は学園都市・御伽花市の御伽学園。生徒3000人を抱えるマンモス校。制服も複数種類が用意されており、どれを選ぼうと自由な挙げ句、ある程度(かなりの程度)の範囲で改造が許される自由な校風として知られる。
主人公は御伽学園学生相互扶助協会(通称「御伽銀行」)に所属するすらっとしたスタイルとツルペタを誇る直接攻撃による破壊活動を得意とする大神涼子。彼女はその姉御とも言えそうな行動から学園内で一目置かれる存在だったが、そこに対人・対視線恐怖症の主人公・森野亮士が電撃的な愛の告白、森野亮士は結局その特殊な才能を買われて御伽銀行に所属する事になるのだが・・・。
1巻に続いて2巻でも、「御伽銀行」に所属する生徒達を紹介してみる。

大神涼子

オオカミさん。1巻の時に比べて角が少し取れたかも知れないけど対して変わらない。森野亮士に対しては1巻の出来事を通してちょっと心の距離が近づいたかな? という感じ。今回は彼女のメイド姿が見られる。

森野亮士

対人・対視線恐怖症は相変わらずだが、御伽銀行の面々に対しては慣れてきた事もあって多少は普通になったらしい。でも相変わらずのへたれだ。もうちょっと頑張りましょう。

赤井林檎

赤ずきんちゃんの外見を持つが実は自分のロリ体系には微妙にコンプレックスがあるらしい。心はとてもドス黒い。しかもエロ方面の知識も充実している。えげつない。

鶴ヶ谷おつう

メイド。それ以上なにがあるのか? メイドである事は2巻でも変わらない。癒しの存在のようだが相手によっては(例えば森野亮士)致死性の猛毒。

マジョーリカ・ル・フェイ

魔女。武器開発担当なのか? しかしちょっと活躍が微妙。台詞も少ないよ。そろそろ見所を作ってあげたい所だ。

桐木リスト

御伽銀行頭取。実は赤井林檎を上回る腹黒さを持つ小物。さすが頭取といったところか。

桐木アリス

秘書。クールな美人。突然の出来事には弱いらしい。彼女も見せ場がちょっと少ないな〜。

浦島太郎

ナンパ男。ただしその愛は乙姫に対してのみ注がれている模様。幸せなのか不幸せなのか・・・。いや、男なら本望だろうて。見事なキャラ立ち。

竜宮乙姫

浦島に無上の愛を注ぐ大淫婦。一途なサキュバス。俺と結婚してくれ。個人的に「浦島カップル」は一番のお気に入り。

感想

やっぱりラノベだね。
こう安心のクオリティというか何と言うか。お手軽にそこそこ楽しませてくれるので、ペーパーバックみたいな感じで簡単に購入する気になれる本でしょうか。続きが凄く気になるという類いの本では無いですけど、楽しいです。
星は、う〜ん、3かな? 個人的にはもう少しカタルシスを感じる展開の方が好みなので。あと、前作よりも構成がちょっと刺激に欠けた感じがしたから。でも将来的なラスボスの顔見せみたいなものもあったし、全体としてはもうちょっとで4つけて良いかな。
ただ、正直本のタイトルに偽りありって感じです。おつう先輩がメインを張るのかとおもったら全然そんな事ないし。別のタイトルにした方がよかったんじゃ? おつうファンなら「裏切られた!」とか思う可能性ありですよ。
相変わらずイラストは良いです。でもちょっとどうかなーって所もあるのでイラストは星4つにします。