でぃ・えっち・えぃ

でぃ・えっち・えぃ (電撃文庫)
でぃ・えっち・えぃ (電撃文庫)小宮 裕太

メディアワークス 2005-01
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おすすめ平均 star
starテーマは一応ハルマゲドン
star萌え重視の誘惑ラブコメ
star……は、恥ずかしい……。

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神に選ばれた一人の清く正しい少年・神代光、そして彼を堕落させるべく悪魔側から遣わされる「七つの大罪」のそれぞれの「罪」を背負った7人の美少女。彼女達はそれぞれの「罪」を使って、あの手この手で少年を誘惑しまくるのだが、それに対して、天使に選ばれた一人の少女・白鳥愛が立ち上がった!
白鳥愛と神代光が「一部合体」できれば神代光の堕天を防げるとの事で天使側の勝ちとなるらしいのだが・・・という話。・・・え? 合体? がったい? が・っ・た・い?

ところで、口絵のカラーイラストにおけるほぼ全裸軍団は流石にちょっとあざといのではないかとっ。いやハダカ好きだけどさ、肌色のイラスト増やすより、それぞれのキャラクターの個性を強調するようなイラストが欲しかったなー。

まあ、なんかエロいという評判を聞いて読んでみたのだけど、まあ確かにほのエロいね。というかエロというより1巻はエッチかね。典型的なハーレム型ラブコメだと思う。しかし「七つの大罪」に絡めてくるのはいいんだけど、そのまま「大食」とか「強欲」とかなんで、映画の「セブン(ブラッド・ピットモーガン・フリーマンの出てる奴)」を思い出して全然関係ないのにちょい鬱になった私は自爆男爵ですかそうですか。
そういえば「9S」にも七つの大罪って出てくるけどあまり思い出さなかったな〜。アレはただのコードネーム扱いだからだな。

ストーリー始まり部分のヒロインの一人語りはなんか妙に少女漫画チックでまあ良かったかも知れない。ただ主人公の神代光は清浄過ぎてちょっと清きに私が耐えかねる感じがあるんですけどね・・・私は薄汚れた大人なんで。でもまあ後半大爆発するんでなんとか次へ進めるという感じか?その辺り「護くんに女神の祝福を!」のあの野郎と比較した場合「ちょっとマシ」という感じか・・・。
というかこういうキャラ設定の少年って性欲処理どうしているんでしょうかねえ?思春期の男として性欲が無いとは言わせんぞ無いとは。一日三億「命弾」作ってるんだからな!股間で!・・・しかし「持て余した性欲に苦しまないなんて羨ましくて理不尽だ」とか思った私の大罪は「色欲」ですかそうですか。

まあ特に可も無く不可も無く、するするするっと読めてしまう作品ですね。続き物らしいので今後それぞれのキャラクターがどれだけ深みを出せるかとか興味がありますが・・・7人(ヒロイン入れると8人)も女性キャラがいるので、どうしても一人当たりのキャラクターの表現に使える文字数に制限が出てしまうところが問題になるかも。

ま、星3つだねえ。エロ目的で読むなら4つまで行く人もいるかも知れないけど、やっぱりリアリティからくる生々しいやらしさは無いので、これは抜けない(何が?とか聞かないで下さい)。