実際にあったクリスマス

実のところ

このクリスマスの連休は奥さんが質の悪い風邪でダウンした関係で色々と大変でした。
想定していた予定はキャンセルですし、イベント事が大好きな奥さんは発熱してゲホゲホ咳をしながら落ち込んでいますし、何やら年末の忙しさも相まって非常にドタバタした数日でした。当然エッチなサンタさんになんてなっている場合じゃなかったですね。
今日もなんだか看病やらなにやらで変な時間にうたた寝したりして、変な時間に起きて、このエントリを書いたりしています。

でも

イブの晩には奥さんが風邪のまま頑張って野菜がたっぷり乗ったラーメンを作ってくれました。
奥さんは胃の調子も悪くなってしまっていたので消化の良さを考慮したメニューになってしまい、結果としてお酒もケーキもチキンも無しで奥さんはやたらと凹んでいましたが、私はそれで十分だと思いました。
そんな感じで今日を迎えています。こんな夜には、しみじみと奥さんと出会っていなかった頃の昔の自分の事を思い出したりします。
そしてこう思います。ああ、あのとき、私は誰かに愛していると告げられるのを期待するのではなくて、私が誰かを愛していると告げるべきだったのだなあ・・・と。

今の私にとって

誰かに愛されなかった過去はもうどうでも良くて、誰かを愛さなかった過去を妙な悔恨を持って思い出します。
別に現状に不満があるからこのような事を思う訳ではないのですが、あの時、あの昔、私が誰かを心の底から愛して、そしてその思いの丈を正面からぶつけていれば・・・あるいは自分の気持ちを偽らず真っ直ぐに生きていれば、また違った過去があったのかも知れないなと。
自分の勇気がなかったために消え去ってしまったに違いない幾つかの愛に対して、申し訳なく思うのです。

だから

私は今自分の手に届く範囲で精一杯の愛を告げようと思います。
奥さんや、両親や、現実の友達を大切にするだけではなく・・・ネット上での繋がりを持ってくれる読者の人達にも、私の今感じている――細くて少ないほぼ無意味な想いかも知れませんが――気持ちを言葉で残しておこうと思います。
ほんのちょっとした事で人と人の繋がりは消え去ります。それが何時訪れるかは誰にも分かりません。
だからこそ、いつか自分が後悔しないように、大切に思った事実をいつか自分で誇るために、そして顔も知らない人ばかりですがこれを読んでくれる誰かのためになることを願って。


ありがとう。
私はこのブログを通じて、皆様と繋がりを持てた事を誇りに、そして嬉しく思います。
そしてもし良かったら――これを読んでくれたあなたも同じように思ってくれたら嬉しく思います。
――Merry X'mas.