ブログに書くのは2番目の出来事がちょうどいい
ブログを書いていて
最近書こうとして止める事が結構ある。
何かを表現する上で一番の原動力は喜怒哀楽といった単純な感情なのだろうけど、僕の場合、その一番上に来る出来事をテーマにしたものを書かないようにしているという事なんです。
はてなの
人気エントリーとかもそうだし、テレビのニュースや新聞とかで何かの情報を仕入れると、正直
「きみはじつにばかだな」
とか思う事があったりして、正直腹立たしかったりするものもあったりして、このブログで言及したくなる事が多いのだけど、そう言う事は書かない。自分にとってそれらを書く事に意味が無いって事に気がついたんです。
喜怒哀楽の
一番上に来るような出来事って言うのは、正直自分の心の中に深く深く刻まれてしまって、ブログに書かなくても勝手に自分の一部になってくれると思うようになったのです。うん、そうなると書くだけ無意味。
だったら日常のほんの小さな気付きみたいなものを記録しておいた方が、自分のためにもいいなあと思うようになりました。
まあ
そんな気分でエントリを書くと、正直エントリ自体は刺激に欠けてしまって読者の目を引かなくなるのかもしれないけれども、例えばこのブログに限った話で言えば「2番目」の事を書いていても現状では十分過ぎるアクセス数をもらっている訳ですから、別に新たな刺激を求める必要なんて無い訳ですよね。
それに恐らく僕にとって本当に大事な事って言うのは「表現しようの無い瞬間」にある訳で、それは言葉にしたらダメなんだと思うようになったということもあります。言葉にした瞬間にそれはレッテルを貼られて、決めつけられて、自分にとっての価値を減じてしまう。
例えば
本の感想で言えば好きな作品程、書いた本人にしか分からない比喩的表現/意味不明の感情的表現が多用されるようになって「僕がその作品で楽しんだ」事は分かっても、作品そのものについては曖昧な印象が残るって事を読み取っている人は多いと思う。
統計データの分析とかならともかく、僕は心の中にわき上がる「自分にとっての本当に大事な何か」を分析する事を好まないのです。多分。まあその・・・ついついやっちゃう事もあるけどね?
言葉にする事はいつだって何かを定義して型に嵌めるリスクを帯びているし、そのリスクから逃れられる人はいない。だからそういう事はひっそりと右脳の片隅に置いておく事にした訳です。名前をつけるなんて、もったいない。
このブログは
ライトノベルの感想を中心に・・・まあ最近はエロゲとかにも手を出しているけれども、そういうものの感想を中心に書いているブログです。
ただし、度々訪れて読んでくれている人は「僕にとって本当に大事なもの」は決してこのブログに書かれないという事になんとなく気がついているんじゃないかなとか思う。
それは例えば仕事の事だったり、家庭の中の大事な出来事だったり、お金の真面目な話だったり・・・つまりどうしてもシリアスにならざるを得ないような事は書かないのです。だって、そういうテーマってつまらないんだよね。余裕が無くて、笑えない。
メインコンテンツの
ラノベの感想にしたって、僕の人生はどう考えてもラノベを中心にして巡っている訳では無いですし、例えば即捨てたくなるような本に出くわしたとしてもそんな事は僕の人生において本当に些細な事だから書ける訳です。
どんなに感動した本であっても時が過ぎれば本棚の片隅に追いやられて、埃を被るようになる。書いた人には申し訳ないけれども、それは本当に良くある事。僕の人生にとって本当に大事なことじゃあ無い訳ですね。
でも、逆にそういう「2番目」の出来事は書かないと忘れてしまう。だから書いておく。いつか読みなおして自分の肥やしに出来るように。でも「1番目」の出来事はその場で自分の肥やしになって、そして永遠に失われない。だから書かないでもいい。そんな感じでしょうか。
とはいいつつも
「2番目」だからといってそれを表現するのに手を抜いているとかそういうつもりはないのです。
それはそれで時間を割いて結構真面目に書いていたりするし(このエントリとか?)、もちろんコメントとかにも正面から向き合っていたりはします。でもそれは頭に浮かんだ「1番目」のテーマついてじゃあない・・・という事ですね。
じゃあ「3番目」以降とかはどう? って事になると、その辺りになると思考がまとまってなくてイマイチ言語化するのに向かなかったりします。僕の場合はまとまらなくて訳が分からなくなりますね、大抵の場合。
という訳で
きっと今後もなんとなくヌルい感じでこのブログは続くんでしょうな〜。
よーし寝る前に便所行っておくか! 位の気分で書いて、それで人が(色々な方法で)楽しんでくれて、読んで笑って(あるいは怒って?)はいおしまい! じゃあ明日も頑張りましょー! な感じになってくれれば自分としてはそれ以上の幸せはないかなあ・・・なんて思ったりしますよ。