バカとテストと召喚獣(4)
バカとテストと召喚獣4 (ファミ通文庫 い 3-1-5) | |
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ストーリー
新約聖書によると、かつて東方の三博士と呼ばれる人物達が存在した。
名をそれぞれバルタザール、メルキオール、カスパールと言い、それぞれが突出した英知を持っていたが、ある特定の問題で彼ら3人は予期せぬ衝突をすることになる。
「桃色天然の巨乳か?」
「ツンデレのペッタンコか?」
議論は三日三晩に及んだ。
バルタザールは桃の天然巨乳に完全に魅惑されていたのでそちらを支持し、メルキオールは流行ものに弱かった事と非モテが原因でロリコン気味の為ツンデレペッタンコを支持した。
残るカスパールに二人の賢者の視線が刺さったが、優柔不断なカスパールは「3Pの可能性を捨てきれない」とし態度を保留。結果として議題に決着を見る事は出来ず、それぞれが疑心暗鬼(性的な意味で)になった結果戦争状態に突入した。
三賢者はそれぞれの法術を駆使して巨大な蛇、毒々しい蛙、ヌルヌルした蛞蝓にそれぞれに変身した。これが後の故事成語「三すくみ」の元となった出来事である。
意味が分かんねえ。
という訳で全然関係のない前フリの後ですが、とにかくバカとテストと召喚獣の最新巻の4巻です。キスから始まる戦争もある。
えー
まいどおなじみという感じで各キャラクター紹介をしつつ紙幅を埋めていきたいと思いますが、なんだこのあとがきを書かされているような作家のキモチ・・・これって恋?
Akihisa Yoshii(吉井明久)
アトミック馬鹿だけども3巻の唐突キス事件でイキナリの異端審問会で生命危機です。
彼がバカなのか、Fクラスの面々が馬鹿なのか、あるいは馬鹿の一つの頂点として存在しているのか最早よく分かりませんが、とにかくバカです。彼からバカをとったら・・・バカをとったら・・・マイナス*マイナスでプラスの存在になるのか。地球に未来は無いのか、人類の運命は? などとどうでも良い事を考えていると日が暮れます。
『では須川君。この場合は3molのアンモニアを得る為に必要な薬品はなんですか?』
『塩酸を吉井の目に流し込みます』
『違います。それでは、朝倉君』
『塩酸を吉井の鼻に流し込みます』
『流し込む場所が違うという意味ではありません。それでは、有働君』
『濃硫酸を吉井の目と鼻に流し込みます』
『『それだっ!!』』
別にAkihisaの発言ではありませんが、どうだっていいんじゃねえのそんなもん? それだけのことをこのバカがやらかしたという訳で罪なのだからDie。
まあ今回彼は結構男を試されるような場面がありますので、そこら辺は楽しみにしていいんじゃないかな〜。一応主人公。
Minami Shimada(島田美波)
ポニーテールペッタンコで今回のグレート・タイフーンの目。貧乳という業を背負いつつも健気にAkihisaの手を握りつぶしたり、腕を組んで間接を外したり、とにかく脱臼や骨折などを大量に生み出していると思われるバイオレンス生命体。
今回は前回の引きもあって照れたり怒ったり不貞腐れたりと色々忙しいですが、とにかく恋する乙女は大変なの・・・と言わんばかりに何もかもが許される事になっている。
「え……? そ、そうなんだ……。それは、その……えっと……ご、ご馳走さま……?」
全国のAkihisaファンを敵に回す発言ですな〜。ファーストキッスは貧乳のモノになってしまいました〜! おぬぉれー! って・・・あれ?
Mizuki Himeji(姫路瑞希)
ピンクの大粒コーラック・・・じゃなくておっぱいを持つ天然才女だがバイオハザードを起こす事が出来る保菌者。とにかく彼女の作ったものを口にいれてはいけない。入れたら即座に発病して昏倒する事が確認されている。
それ以外では一応非の打ち所が無いように見えるが、ことAkihisaの事となると何故か目境が無い。
『あ、あのっ、土屋君っ。明久君のセーラー服姿の写真を持っているって噂は本当ですかっ?』
『…………一枚100円。二次配布は禁止』
『二次配布は禁止ですか……。残念です……。でも、私個人で楽しむだけでも十分に』
へぇ〜二次配布禁止なんだ〜。ライセンスがCCよりGPLより厳しいね〜ってそれ以前になんでそんなものを持っているんだムッツリーニ。なんでそんなものを欲しがるんだMizuki。
Yuuji Sakamoto & Syouko Kirisima(坂本雄二&霧島翔子)
最早くっつけて書かないと呪いが降り掛かりそうなので一緒に書く。
坂本はサルヂエなら働く基本的なバカというか知恵の使いどころを完全に間違っているタイプの馬鹿であり、既に男としては死体(既婚者)扱いの問題児である。
霧島翔子はとにかく坂本を墓場に入れる事にひたすら情熱を傾けているので、坂本が浮気心などを少しでも出してしまったらきっとアレを容赦なく切り落とす位はするであろう。阿部禎かお前は。
「——人前じゃ、恥ずかしくて言えない……」
「なんだ!? 俺は何をさせられるんだ!?」
男としての坂本の人生は既に終了しているのでどうでもいいというか、まあ頑張れ。
HIdeyoshi Kinoshita(木下秀吉)
最近の秀吉人気に個人的な気分としては、
「インディーズで活動してた時から私なんて目を付けてたんだから、デヴュー後のファンなんて本物じゃないわよね〜」
とかなんかファンクラブのお局的な発言をしたくなっている自分を発見して微妙な感じです。今回の見所は秀吉が明久に告白をするシーンでしょうかね? 腐女子の皆さん!
性別は秀吉、というのは最早周知の事実となりつつあるので、今度の5巻では彼を脱がして欲しいです。とにかく下半身を確認するところから始めようじゃないか!? ん?
Mutturi-ni(ムッツリーニ)
土屋康太という別名を持っているが、とにかく性の伝道師として日々黙々と活躍している毎日。
とにかく仕事も速いし確実なのだが、達してしまうのも速い。出る出る出る出る鼻血が出る。・・・まあ今回は出血してませんけど裏方として大騒ぎしています。
まあゴキブリみたいな男なのだけども性の実地派の工藤愛子あたりとお似合いじゃないかと思うのは・・・俺だけ?
総合
星5つかな〜?
ちょっと中盤シリアス方向に傾いた瞬間があってそこでは微妙な空気が流れたんですけど、主人公のバカがちゃんと締めてくれましたね〜。流石ユニバーサルバカですね主人公。いいんだバカでも! バカでもいいんだぁ〜! 男なら! 男として振る舞えるならぁ〜!
とにかく今回は結構美波寄りの話になっていたので瑞希の活躍するシーンが少なかったですが、結果として更なる泥沼に突入したようなので個人的には嬉しい限りです。
ところで今回本編内部の白黒イラストが激興奮します。個人的には怪しげな想像をしている霧島翔子のイラストが特に興奮致しました。本当のムッツリって、こういう人なんじゃ・・・!?