死神のキョウ(2)
死神のキョウ 2 (2) (一迅社文庫 か 1-2) | |
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いや
はっきり言って、つまらんですな。
1巻目はまだ読むべき物語がありましたが、この2巻ではそういった部分がすっかり無くなって、ただの学園イチャラブ断片集に成り下がってます。全くと言っていいほど緊張感が無くなった死神の物語、つまんないですよ。
ツンデレ死神のキョウも、あまりにも分かりやすいので、
彼女は本当の所、自分の事をどう思っているのだろう・・・?
という、恋愛ものにはある程度まで欠かせないクエスチョンが一切発生しませんね・・・。
うーん
この本は一種の乱造された粗悪品だと思うな〜。
本編では、新しい女の子キャラを登場させて物語を動かそうとしているけども、通してみた場合「この話でしか読めない!」という要素が殆ど見あたりません。結果として「次の話が読みたい!」という気分にさせるプラスアルファがないんですね。
うん、酷い言い方だけど敢えてこの本を読む意味は無いと思うな。丁寧に書き込まれたイラストが、ちょっと可哀想ですね・・・。
ただ
大した出来事が作中で何も起こらないのにこうして一本の話に出来るのですから、作者の人は文章を料理するのが上手なことは確かなのかな、とは思います。でもねえ・・・新しい楽しさを発掘する努力を放棄しているように感じましたね。小手先の技ばっかりで、新鮮さは全くと言って良いほど無いんじゃないでしょうか。
ま、定食みたいなものだと割り切れば悪くないのかも知れませんが・・・。