C3-シーキューブ-(5)

C3‐シーキューブ〈5〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈5〉 (電撃文庫)

ストーリー前のぱんちら談義

あれほどっ・・・! あれほど5巻のぱんちらは

「犬っ、犬の格好っ、犬みたいにして欲しいのっ!」

って言っておいたのに! どうして違うの!? ねえ、どうしてっ!?
・・・とはいいつつも今回は脇から太ももと尻のラインが分かる形でのぱんちらですね。ああ、ひもぱんの結び目も眩しいです・・・! この絵師(さそりがため氏)はみょーに肉感的なイラストを描くので、これはこれでグー! と思ったとか思わなかったとか。でも、次は! 次こそは! お願いしますよ!(無茶言うな)

ストーリー

夜知春亮(やちはるあき)の学校は、まさに文化祭だった。全校あげてのお祭り騒ぎに、初体験のフィアが盛り上がらない訳もなく、もちろんこのは霧霞も一緒に文化祭に参加している。クラスの出し物は・・・その、怪しげなコスプレ喫茶というものだったが・・・。
しかし、幾つもの理由で春亮たちを狙う敵は、TPOを弁えない。いや、TPOを弁えたからこそか、文化祭の当日にその男は現れたのだった。その名は——闇曲拍明。名前こそ変えているものの、霧霞の実の兄であり「研究室長国」のトップでもある異様な男だった。
彼はある目的を果たすために文化祭で沸き返る学校にテロをしかけた。その卑劣な行為に対して後手後手に回ってしまう春亮たち・・・。しかも、トップが消えたはずのビブオーリオ家族会の刺客までもが同時に現れて、文化祭は一気に血なまぐさい気配を加速させる。
人間化した呪いのアイテムたちと、その味方である春亮のまわりで巻き起こるトラブルを描いたシリーズの5巻です。

よく分からないんですけど

この話を読んでいると、えー、性的に興奮します
なんでなんでしょうかね!? この話のあちこちから漂ってくる「拷問」の匂いが妙にドキドキとした気分にさせるんでしょうかね!? いやだって、実際には拷問器具とか変態的な敵とか出てきますけど、ライトノベルですからそんなに酷いことにならないって分かってる訳じゃないですか。そして登場人物達が半裸の格好で痛めつけられたりする訳じゃないですか。さらにはイラストがムッチムチじゃないですか。
・・・いや、よく分からないですけど、男として生まれたからには一度で良いから女の子を「拷問」ならぬ「ごうもん」してみたいじゃないですか!? なんかこー、卑猥なアイテムとか山ほど使ったりして! 特殊な機材で自由を奪って! 徹底的にねぶりあげるようにして辱めてみたいというか・・・!?
いや、変態じゃない変態じゃない俺は変態じゃなくて、これはあくまで一般論という奴でして。うん、それで納得してくれ。

ところで

今回は色々な羞恥プレイが作品の中で用意されていて、読者の私としてはなんだかウハウハなんですが、それはそれとして中心人物が私の大好きなキャラクター(ボンテージだから)である霧霞だったりします。
上でも書いた通り実の兄が登場してくることで、結果的に表舞台に立つことになってしまうんですが、それがまたええ感じなんですな。

「私は恋をしている」

・・・うーん、こう言ったら何ですが、恋をする娘というのはいいもんですなあ・・・例え自分と全然関係ないところでも!
もちろんフィアやこのはもしっかりと活躍しますので(黒絵はお休みですが)、その辺りは相変わらずのお楽しみという奴ですが、今回は上の台詞にある通り「恋」のお話だったりします。
もちろんストーリーのところで触れた通り、今までに出てきた色々な勢力が変な刺客を送り込んできていますので見所は沢山ですが、やっぱり記憶に残ったのは「ラヴ」なんですよな〜。フィアも微妙に変化してきているし・・・今後も楽しみです。

総合

星4つですかな。
ちょっと電撃文庫にしては読みにくい部類の文章にあたるんでしょうが、そういうことはあんまり気にしない質なので普通に読み進めることが出来ました。
でも、前シリーズから読んでいて感じるんですが、この人の文章ってなんか卑猥な気がするんですけど・・・気のせい? な〜んか、淫虐とか、淫猥とか、卑猥とかな匂いがするんですよねえ・・・視線がイヤラシイというか! いや! それがいいんですけど!

「うちのここ、見てください、せんせぇ……なにか、おかしいんです……」
「な、何してんだお前!?」
「突然、なにか、くすぐったいような気持ちになって……いじらないと、気が済まないんです。熱くて、無茶苦茶にしたくて、痛いくらいにしたら、やっと気持ちよくなってきて……もう、昨日から何度も、やっちゃった……」
持ち上げられたスカートがぷるぷると震えている。あと数ミリその裾が上がれば、太股の上にある何かが見えてしまいそうだ。

というようなあんまり意味のない引用をしたところでこの感想を締めくくりたいと思います。うん、イヤラシイ・・・。

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