神様家族

神様家族 (MF文庫J)

神様家族 (MF文庫J)

うーん、まあ山ほどあるタイプの作品だけど、まあこれはこれでいいのかなあ・・・というような作品。
神様家族」はその名の通り、神様の家族の話で、地上で暮らす神様の起こすドタバタを面白おかしく書いた作品です。
主人公の神山佐間太郎は神様になるために人間として暮らしての修行中。別にテストをパスしないと神様にはなれないとかそういったことは無いらしく、将来的に神様になるのは決まっているらしい。しかし経験を積むために今は人間として暮らしている。
ちなみに彼のかあちゃん神山ビーナス、総天然系お色気ムンムン子離れ出来ないエロ母でかつ直ぐ脱ぐナイスバディ。ビーナスだからな。
彼の姉ちゃん神山美佐、母ちゃんよりはましかも知れないが女神候補なので猛烈美人。しかし家の外と内で二重人格。外でお嬢様しかし室内はパンツ一丁。ありがち。
彼の妹神山メメ、やはり女神候補なので可愛いがまだ子供で良く何も分かっていないらしい。姉ちゃん母ちゃんにそそのかされてナースのコスプレをさせられたりしている無表情系妹。だが将来的に一番怖いタイプの女かも知れない。
最後に彼の護衛兼世話役という天使のテンコ、佐間太郎の父ちゃんである現役神様が用意した天使で佐間太郎を憎からず思っている様子。だがしかし神様と天使の身分違いに悩んだり、佐間太郎が一人前になったら用済みかも知れないなどと心配をしている純情湯沸かし少女。ちなみに照れたりすると頭からハートマークの蒸気を吹いたり焦ったりすると天使の輪の形をした煙が「ボフッ」と吹いたりする。ヒロイン・・・なのか?
まあ読み進めるのに何の心配もいらない作品。一巻は佐間太郎が神様'sの干渉無しに人間に恋を出来るか!?という展開。佐間太郎は基本的に「望めば叶ってしまう」環境にいるので、誰かに愛されたいと思えば簡単に愛してもらえちゃうと言うそれなりに狭苦しい感じのする日常を送っている訳でして、まあそこからが一巻の本題となります。そこでまあテンコが煙を噴いたりする訳ですけどね。
個人的には「ラブコメ分を急速補給しないと僕死ぬる!」とかいう状況じゃなければまあ読まなくても良いんでは?費用対効果を考えると、どうもねえ・・・という作品だなあ。まあたまの息抜きには良いかもしれないねえ。