デビル17(3)(4) 要塞学園(上)(下)
要塞学園〈上〉―デビル17〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 豪屋大介,藤渡
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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デビル17〈4〉 要塞学園(下) (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 豪屋大介,藤渡
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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わはははは、主人公がいよいよもって人間離れして行きますなこのシリーズ。
エロい人であるこの私は1巻から一気読みです。
ストーリー
「D−17」の生き方の教育を半ば強制的に受けさせられた黒江徹は、自分の生き方を模索し始めていた。そんな中彼の支援組織<エンジェル>に一本の連絡が入る。『友達を助けてくれ』と。黒江徹はフェンリルと共に物語の舞台となる稲窪市にある『新聖高校』へと潜入しようとするが、途中襲撃を受けてフェンリルを奪われてしまう。片腕とも言えるフェンリルの存在の無いまま潜入調査を行う事になった徹だが、そこには世界を震撼させうる秘密が隠されていた。
相変わらずのトンデモ設定に加えて明らかな雌奴隷誕生とか、もう、なんでしょうね。女の子の微妙な所に食い込む皮バンドとかねえ、いいのこれ? という展開でありつつ血飛沫が止まらない、銃声も止まらない、爆発も止まらないという超絶バイオレンス&エロスの物語の第3章です。
うっわー
前にも増してエロい。エロの毒牙にかけるという意味において読者の期待を裏切らない作者だなあおい。
しかも今回は女子高生が相手だからな、「ロリ+古風な性格」「金髪豊満ボディ+眼鏡」「ツンデレ+M娘」ですから豊富なラインナップをそろえて作者が手ぐすねひいて待っていると言った感じでしょうか。もうこれは攻略と言うか、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・もう先走ったなんかの汁がでそうな作品ですよコレ。間違っても通勤電車とかで読んじゃ駄目シリーズと名付けよう。
そうですね、エロは上巻の方がきっついかな。でバイオレンスは圧倒的に下巻かな。というかどうせ気になる奴は上下巻同時に買え。素直に。
ロメロだな
うんうん、ジョージ・A・ロメロ。もうそんな感じだな。学園異能調教エロゲの先にジェットコースターアクションがあって、さらに先にあったのがもう完全18禁の殺戮モノ。主人公が直接ぶっ殺した人間の数は今までで一番多いかもしれないけど、助け出した数も今までで一番多いかもね。もちろん脱落する奴も出るけどね。
端役にも結構今回は結構良い奴(特に男)が出て来て、実に男臭くて渋いやり取りがあったりして、中々見所満載です。
でも意外にさわやか
不思議と読了感は悪くないんだな。
完全に現実からすっとんだ感じがしているのがその主立った理由だと思う。そう言った意味ではまともな世界にまだ片足を残していた1巻が一番後味が悪かったね。「アルスラーン戦記」でダリューンが何人ぶった切ろうが気分が悪くなったりしないでしょ? あるいは「ベルセルク」でのガッツが何人ぶっ飛ばそうとまあ痛快でしょ? そんな感じ。
総合的に
わはは、星4つ。エロなら星5つ。
もうなんか難しく考える必要の無い本ですね。ムカつく奴をぶっ殺して、気に入った女にエロい事して、ムカつく奴をぶっ殺して、気に入った女にエロい事して、・・・と。まあそんな本です。難しい主義主張などどうでも良いのでそういう方面で楽しめる人はどーぞ。
個人的には意外と鬱展開にならない所が気に入ったかな。主人公の性格のせいかもしれないけどね。