撲殺天使ドクロちゃん(2)
撲殺天使ドクロちゃん〈2〉 (電撃文庫) | |
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本編内の草壁桜少年による妄想
「私、またあの頃みたいに桜くんと二人っきりてお医者さんごっこ、したいな……」
途端に四十二度を振り切る体温、タンパク質は煮えちゃいます。ヤミ医者様でも草津の湯でも、メスも鉗子もいりません。聴診器なんかなくたって二人の鼓動は十六ビート、「先生、診てください、私こんなに鼓動が速いの。病気ですか?」「心配ない、それは”恋”という名の病なのよさ。それでは横になりなさい、素手でのオペを開始する——
まずはっきりしたいのがこの「先生」がブラックジャックなのかピノコなのかどっちかって事ですか? とにかくまああれだね、撲殺されてやっと、こう、なんていうの? 釣り合いが取れている感じ?
以前ね
高村薫の「マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)」を読んだ時に、読了後にしみじみと「どれだけ取材を繰り返したらこれだけの警察小説を書けるんだろうなあ・・・。実はノンフィクションなんじゃないのか」とか思って、一体どんな生活を送っているのか作家という職業に変に興味が出たもんですが。
この本の作者はそう言う意味では二人目です。ただし、脳みそを解体して調査したいという方向ですけど。おーい誰かー。作者の細胞サンプルとか取って来てくれー。
ストーリー
- ドクロちゃんは一応天使らしいです。
- ドクロちゃんは撲殺バット「エスカリボルグ」でとにかく撲殺するのが仕事です。
- 主人公の草壁桜少年は実はかなりの変態かもしれない。
- 草壁桜少年は脳みそやら血液やらを飛び散らせたりするのが役目です。
ドクロちゃんがツッコミで、ボケは草壁桜少年のような気もする血だるまコメディ。
人によって
一文字あたりの単価がマイナス100円(買うか馬鹿!)からプラス100円(家宝にします)位でもの凄い開きがありそうな作品です。つーか本当になんだこれ、なんなんだこの作品は?
えっとねー
星は4つ。
いいから。分かってるからなにも言うな。というか言わないで下さい。美尿……じゃない微妙に1巻の時より星の数が増えている理由に付いては聞くな。聞かないで。お願い。ページをめくった瞬間にグレゴール・ザムザが出て来た瞬間には本気で展開に付いて行けなくなりましたが、これはそういう本です。
追記
そう言えば、2巻ラストの普通なら他の電撃文庫作品が列挙されているところに「びんかんサラリーマン」が載っている事実に気がつきました? 私これで笑いすぎて腹筋がまとめてブチッ!っと切れた感じがしたんですけど。
作者/編集者(部)/絵師がそろってふざけまくっているこの本、本当に馬鹿だ。