ライトノベルで女の子の謎にせまってみよう!

前書き

男性諸君(自分含む)にとってはいつまでも「女性」というのは謎そのものじゃないですか。これはもうはっきり言って女性百人と付き合おうと千人と付き合おうと変わらないと思う訳ですよ。理由は簡単。「だって女じゃないんだもん」という非常にシンプルかつ強力な解答が出てしまう訳ですね。判った気になっている奴は多分馬鹿だと思います。

ところで

かつて一人の偉人(忘れた)がこのように言いました。

女を良く知らない男は、女を馬鹿にする。
女を少し知っている男は、女をほめたたえる。
女を良く知っている男は、沈黙する。

まあここでの「女」は家族姉妹などを含まない異性としての女性って事でしょうがね。まあとにかく我々男性は女性の事を知らなすぎる訳ですよ。そらもう本当に知らない訳ですよ。つーことはアレです、知る努力をせにゃなりません。
で、ラノベ読みの私としてはラノベを利用したアプローチをしてみようかと思った訳ですね。つまりラノベの登場キャラを舐めるように眺める事によって、少しでも少ない実戦データを補おう(涙)といういかにもオタクでいかにも負け組っぽい試みな訳ですね。

とまあ

かなり無茶な事を考えてみた訳ですが、まあ実際学習出来るかどうかは全く保証しませんが、取りあえず女性キャラの内面を生々しく描写していて、面白いと思えた作品をピックアップしてみたいと思います。で、レギュレーションはこんな感じ。

  1. (管理人から見て)女性キャラの謎っぷり/生々しさを描写している(と思う)作品。
  2. (管理人から見て)女性特有の多少エグさ、コワさは積極的に許容する方向で。
  3. 本当に女性がそのように行動/思考するかどうかは知らん。
  4. 女性向けレーベルは除外(管理人が読んでないから!)

素直に女性向けレーベルとか読めば良いじゃん!

というここまで読んだ人の大合唱が聞こえてきそうですが、だってさ、だってなんだか、だってだってなんだもん。・・・冗談はさておき、本当に管理人が読んでないんですね。読んでいない本は薦められないので却下しますんよ。・・・「マリアさまがみてる」とか読んだ方が良いのかもしれませんが、実際どうなんでしょうね。
女性から男に対して「女性の本性を知りたければこのラノベを読め!(やっぱりラノベかい)」というリストがあったら嬉しいなあ・・・。
いずれにしても以下のリストにGO!

多分女性を理解するのに役に立つんじゃないかラノベリスト

作品タイトル 女性学習指数(管理人主観) 管理人のコメント
私立!三十三間堂学院 (電撃文庫) 100 主人公こそ男ですが、この本の真の主人公は大挙して現れる女性達と言っていいでしょう。登場キャラクターの多さと相まって、色々なタイプの女性の良い所、悪いところ、清いところ、汚いところを描いています。イカす。女性の醜さ、強さを赤裸々に綴った作品として教本としての役目を十分に果たしてくれると思います。
荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫) 80 山之内荒野という少女の主観を通じて語られる物語ですので、必然的に作品全体が女性の内面を学習するための教本となります。今をときめく桜庭一樹の作品ですが、あまり論理的な描写ではないので、この時代特有の意味不明っぷりを楽しみつつ理解を深めようという方向になるのではないでしょうか。リンクは敢えての2巻。
神様家族 (MF文庫J) 50 主人公の神山佐間太郎は少年ですが、それに付いて回る天使のテンコが主人公よりいい味を出している小説ですね。個人的に1巻の評価は低いし、続刊の評価もあまり高いとは言い難い作品なんですが、テンコは時々生々しくていい。実にいい。
わたしたちの田村くん (電撃文庫) 70 思春期特有といってもいい電波やら挙動不審を背負った少女二人が出てきますが、なんだかもの凄く自然な電波なので、十分ためになるんではないでしょうか。ただし視点は基本的に主人公の「田村くん」からなので「なんでこういう反応するかな〜?」というところまでは妄想力が問われますね。先生付きの教科書としては良いでしょうねえ。
とらドラ!1 (電撃文庫) 80 個人的にはヒロインの逢坂大河の謎よりも、端役の櫛枝実乃梨みのりん)の「正体不明っぷり」は思春期の少女特有の「箸が転がっても可笑しい(だっけ?)」の典型ではないでしょうか?4巻におけるみのりんの大変身も見逃せませんね。女性特有の変身っぷりを見せつけてくれます。さすがタケミヤング、たらスパパワーここにありといった感じでしょうか。あと恋ケ窪ゆり先生も忘れないでね!
鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉 (電撃文庫) 70 主人公の衛藤キズナの「男から見ると理解し難いけど、女性から見たら違和感なさそう」なキャラクター描写が変にリアリティを醸し出しているように感じる作品。視点を切り替えながら語られる短編集とも言えるので、その辺も読みやすくて良しという感じ。
天使のレシピ〈2〉 (電撃文庫) 90 エグいというかエロいところ含めて必見。短編の集合という感じなんですが主人公が女性の回は特に良い。「女に都合良過ぎー!」とか思う感じもまたアリか。エロに関しては完全に女性視点なので、そこもポイントが実に高いでありんす。個人的には2巻の方がおすすめかな?
描きかけのラブレター (富士見ミステリー文庫) 20 ストレートな恋愛ものとしてはとてもいいんですが、男性視点から書かれるツンデレ小説で、ヒロインの行動に一切説明がつかないので、その辺りをどのように捉えるか?という辺りで読者の力量が問われる上級者向けの作品ではないでしょうか。人によっては全く参考にならない類いの本かな。これも先生付きの教本としてはいいかも。
廃墟ホテルへようこそ。 (GA文庫) 40 かなりファンタジックな内容なんで女性を学習するための本としてはどうかな?って気もしないでもないですが、主人公のきゃろるの感じる未知への憧れとか興味とかは・・・そうねえ、小学校高学年くらいの女の子って感じかも知れないんでピックアップ。
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) 50 キャラクターの描写やら奥深さは非常に評価しているシリーズですが、もっぱらその奥行きは「女性の怖さ」方面に伸びているのではないでしょうかね。特に2巻が個人的にはヤバいと思っています。女性の底の知れない情念を味わってみたいという場合におすすめではないかい?そう考えるとこの本、遠子センパイのコミカルな部分がなかったらすっごいサイコホラーシリーズなんでないでしょうか?
銃姫〈1〉Gun Princess The Majesty (MF文庫J) 60 主人公のセドリックこそ少年ですが、主要なキャラであるアンブローシアとエルウィングは実にいい感じに時々思い切ったり、怖かったりします。一巻ではそれほどでもないですが、話が進むにつれて描写が濃くなりますかね。生々しさならアンブローシア、怖さならエルウィングかなあ。端役にも女性キャラが結構出てくるのですが、やっぱり女性の描写が特に良いと思いますね。儚くて、怖くて、強くて、弱くて。

冷静に見直すとほとんどが女性作家ではないんかとか思うんですけど・・・ん〜? ヤマグチノボルだけかなひょっとして?
で、いつもの事ながら情報あったらコメント下さい。管理人の積み本を自動的に増やしたり、管理人からの目に見えない喜び波動を受け取ったり、管理人の妄想力を強化したり、このリストを強化できたりするという豪華特典付きです。
特に「性的な方面でリアルで生々しい〜」とか思う本があったらもう興味津々です。いや、エロいからではなくて、これはあくまで保健体育の延長線上にある思考ですから!うんうん、勉強勉強。

さて、

お気づきの事でしょうが、ラノベでは主に十代の女性が良く描写されますので、ラノベで学習できるのはその世代までです。それ以上の世代については途端に登場機会が減るのでアレです。と言う訳で管理人のようなおっさんにはあまり意味のないリストになってしまいました。
ええ、私の場合「このリストを活用して女性(少女)への理解を深めてアタック」→「登頂成功」した場合「淫行」の烙印を押されます。まさに十字架!なので活用するのはリアルタイム少年だけにしてね!