きゅーきゅーキュート!(4)

きゅーきゅーキュート! 4 (4) (MF文庫 J の 2-11)
きゅーきゅーキュート! 4 (4) (MF文庫 J の 2-11)野島 けんじ

メディアファクトリー 2007-04
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ストーリー

春日理刀の通うレゾン学園に夏休みがやってくる。それを機会にキュートの姉・リイザがキュート含め女の子4人を空に浮かぶ浮遊島に連れ去ってしまう。そこで春日理刀はスターライトの亜威黒姫と二人で置いてけぼりを食ってしまう。
しかし、それよりなにより、キュートやスイートの連れ去られた浮遊島では姉のリイザによる陰謀が待っていたのだった! 地上の事を徐々に忘れていくキュート。彼らは一体どうなってしまうのか? の第4巻。

読んだタイミングが悪くてね・・・

BBBの7巻の次に読んだので内容の無さがもの凄く気になってしまって途中で放り投げようかとしてしまいました。しかし改めて読み直すとまあそこそこ読めるのも事実でして。主人公の理刀には今回結構な見せ場もあったりするので、まあ本来なら普通に読み進められたんでしょうねえ・・・タイミングが悪かったという事でしょう。

亜威黒姫の見せ場多し

キュートやスイート、そして3巻の問題児・美々津巴も一緒に浮遊島に連れ去られてしまうため、理人は亜威黒姫と長い時間を過ごす事になるのですが、彼女の微妙にスッキリとしたある種「男前」な感じの魅力が溢れていますね。理人に対する好意とかはともかく、変に無駄な色っぽさを出そうとしないのは良かったなと思います。性格自体が実に裏表がなくて魅力的なキャラクターです。

ドラゴンの

シィちゃんが実は主役なんではないか? と思うくらいの活躍を見せてくれますね。それが謎の生き物ファンの私としては嬉しい。ちょい役で出てくる人魚のシャミや、鳥人族のパムとかも魅力があっていいですね。

全体では

理刀は今回は結構頑張ったのでまあまあです。でも変に全少女キャラにフラグを立てまくる展開はそろそろなんとかして欲しい所。ただ今回一番なのはシィちゃんなので、シィちゃんの頑張りに免じて星3つですかね。
しかし姉ちゃんどもが無駄に迷惑で「姉ちゃんに迷惑をかけられる→ドタバタ→なんとか解決」というパターンばかりなのが気になります。そろそろ新展開が無いと、飽きるなあ。
武藤此史氏イラストは・・・いい加減微妙。ポリゴンで作ったキャラクターを360度まわしてイラスト作っているみたい。最初からそうしちゃえば良いじゃん!って気分。奥行きも無くて、見所がありません。白黒イラストは最初の一枚が及第点で、後は減点対象かな〜。アクションシーンは結構あるのにそれっぽいイラストはたった一枚で、その一枚も顔のアップ・・・。つまらないなあ・・・こういうの。