最近の私の好きな本の傾向
沢山読むうちに
なんとなく分かってきましたね。
はっきりとしている訳ではありませんが、ある程度の所までは見えてきた様な気がします。ちなみにあくまでも個人的な印象がって事ですが。
美しい風景のイメージが鮮烈な作品
四季折々の花々や緑、歴史などを感じさせる建築物、緩やかな時間の流れ、空気の匂いを感じる様な作品です。
そう言えばプレステの「ICO」ってゲームが大好きでしたが、あれも景色や音といった雰囲気が大好きな作品でした。今でも意味も無くゲームを開始して、何もせずに放置しておく事があります(風の音とか聞こえるんですよ)。で、そんな感じでイメージが良いラノベと言えば・・・
順位 | 作品名 | 作者名 | コメント |
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1 | 戦略拠点32098 楽園 | 長谷敏司 | 楽園の風景が全てと言っていい程美しい |
2 | GOSICK | 桜庭一樹 | 聖マルグリット学園の美しい庭園の風景など |
3 | 冬の巨人 | 古橋秀之 | ”巨人”そのもののイメージの素晴らしさ |
辺りですかね。
特に「戦略拠点32098 楽園」はあまりに幻想的、あまりに鮮やかに、燃え上がる様な緑と蒼に完全にやられてしまった感じです。多分いつまでも空の蒼さと風にそよぐ草花を思い出すでしょう。
主人公の恋愛(?)関係がしっかりしている作品
少なくとも主人公とヒロイン(ヒーロー?)が精神的にがっちりと繋がっている感じの強い作品が好きみたいですね。
反面、精神的にあっちにふらふら、こっちにふらふらとする作品はあまり好きでは無いようです。思いつくのは、
順位 | 作品名 | 作者名 | コメント |
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1 | GOSICK | 桜庭一樹 | ヴィクトリカ&久城一弥 |
2 | 鬼切り夜鳥子 | 桝田省治 | 桂木駒子&久遠久 |
3 | 9S | 葉山透 | 峰島由宇&坂上闘真 |
4 | エターナル・ホワイト(ポリ白) | 高殿円 | スノウ&プリム or ブランカ |
5 | トキオカシ | 萩原麻里 | 観池眞名&藤沢誠一 |
6 | 終わりのクロニクル | 川上稔 | 新庄・運切&佐山・御言 |
7 | アリソン | 時雨沢恵一 | アリソン&ヴィル |
単純に恋愛関係と言い切れないものも多いですが、少なくとも複数の異性の間をふらふらした感じは少ない作品群ですね。この中でどの作品が一番良いかというのを抜き出すのは難しいのですが、現在の暫定順位はこんな感じでしょうか。
この対極にあるハーレム型のラブコメとかも別に嫌いな訳ではありませんが、その場合には最低でも「特に気になる相手がいない」という条件が必要っぽいです。まあ下半身が反応する位は許しますけどね。その場合の作品群は、
順位 | 作品名 | 作者名 | コメント |
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1 | れでぃ×ばと! | 上月司 | 日野秋晴は女性に興味があるが、少なくとも興味が無い態度を取る |
2 | 私立!三十三間堂学院 | 佐藤ケイ | 後白河法行が女性に興味が無い |
あたりでしょうか。
程よくシリアス、程よくコメディな作品
これはかなり適当な分類と言えますが、強いて言えば脳みそを使わないで読めるコメディ>シリアスな作品を好むようです。つまり単純に真面目一辺倒な作品は好きでは無いようですね。まあシリアス方面ではたまに大当たりがありますが。
順位 | 作品名 | 作者名 | コメント |
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1 | 化物語 | 西尾維新 | 全編を通して言葉遊びの楽しさが凄い。加えて意外にシリアスだったりして |
2 | ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語 | 定金伸治 | 熱血で真面目過ぎるヒロインがトンデモ星人 |
3 | バカとテストと召喚獣 | 井上堅二 | 単純に馬鹿以外の何者でもない程の馬鹿。逸材 |
4 | 鋼殻のレギオス | 雨木シュウスケ | メインストーリーはシリアスだけど恋愛方面で結構コメディ |
5 | 紅 | 片山憲太郎 | もの凄く血なまぐさい展開かと思えば、ヒロイン群が可愛くて可笑しい |
6 | とある魔術の禁書目録 | 鎌池和馬 | 全体的にはシリアスな事を書いているけど全力ご都合主義が不真面目でおバカ |
とかですか。上位の2つは同率1位でも良い感じですね。
可愛い動物のようなキャラが出てくる作品
子犬のように、あるいは子猫のように可愛い登場キャラが出てくる作品ですね。なんだか分かりませんが、とにかくモシャモシャと触りまくりたいです。
順位 | 作品名 | 作者名 | コメント |
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1 | とらドラ! | 竹宮ゆゆこ | 当然のようにインコちゃん。見た目は最悪なグロインコ |
2 | 狼と香辛料 | 支倉凍砂 | そのまんまですな。桃の蜂蜜漬けにヨダレを垂らさんばかりのホロの可愛らしさは異常 |
3 | エターナル・ホワイト(ポリ白) | 高殿円 | ブランカ(犬?)、ミノティアス(牛?)、特にミノティは可愛さぶっちぎり |
4 | 我が家のお稲荷さま | 柴村仁 | 空幻狐(クーちゃん)が犬っぽい。さらに大五郎(化け子ギツネ)が凶悪な可愛らしさ |
5 | ジョン平とぼくと | 大西科学 | ジョン平:おとぼけだけど忠実な犬。カタコトの日本語を喋る感じがチョビっぽくてグー |
6 | 紅 | 片山憲太郎 | 九鳳院紫がなんだか子猫っぽくて可愛い。もう頭を撫で回したい |
7 | アンダカの怪造学 | 日日日 | 桃子「くるさだんちゅら!」その他怪造生物が良し |
8 | 神様のおきにいり | 内山靖二郎 | 妖怪たちの可愛らしい所が特に良し。お気に入りは「コヒロ」と「石の怪」だったり |
・・・ホロの上にインコちゃんがいるのもどうかとは思いますが。多分こんな感じです。ある意味人間以外なのにランクインしている「紅」の九鳳院紫(7)が凄い様な気がしてきました。
こんな感じでしょうか?
もちろんこう言った要素が無くても大好きな作品もあったりしますけど。・・・例えば、
- 「BLACK BLOOD BROTHERS(圧倒的シリアスな展開と構成、キャラクターの魅力が素晴らしい)」
- 「撲殺天使ドクロちゃん(何か色々と吹っ切れてしまった感じがイイ)」
- 「ゼロの使い魔(ツンデレ少女の作り方という魔道書)」
- 「"文学少女"シリーズ(ドロドロシリアスの金字塔)」
- 「円環少女(世界設定の濃さとサド幼女にやられた)」
- 「イリヤの空、UFOの夏(青春の無力さと無鉄砲さの素晴らしさ)」
- 「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない(読み直したくないけど忘れられない)」
こんな感じ。まあそれはそれでまた違った魅力がありますね。
例外はあるものの
上記のリストでまとめたような要素が沢山入っていると個人的お気に入りにランクインする可能性が高いですね。よく考えてみると映画とかも濃い内容のヒューマンドラマとかより、脳みそを使わないアクションやコメディを好んで見る傾向がありますね。・・・疲れるのは現実の人間関係だけで十分ってことですかね〜。