新・幼女って凄いよね 〜凄いのは子供全般か?〜

いつもの事ですが

姪の出現は唐突です。
トテテテテ・・・とやってきて、ポスンッ!っとベッドの上(俺のごろ寝場所)に登場するのが最近のお気に入りですね。その日も同じように姪は唐突に現れて、唐突に話を始めます。まあ、いつもの事です。

「えーっと、うん、つまんない」
「……退屈?」
「お父さんとお母さん、なんかおばあさんと難しい話してる」
「構ってくれないのか〜」

兄が最近転職をしたので、ひょっとしたら色々あるのかも知れません。転職したてではストレスなども多そうですし、収入なども変わったでしょう。兄はそんな時結構母(つまり姪のいうおばあちゃん)に相談やら愚痴をこぼしに実家を訪れたりしますから、そのとばっちりを受けたのかも知れません。
私は色々拠点として便利なので実家を利用しているだけですが。

「……お話?」
「いいけど。……最近学校は面白い?」
「うん。プール好き」
「そっかそっか」

姪は活発な性格をしているので、体育の授業とかも積極的に参加していそうです。よく見れば結構日焼けしています。

「そういえば、海に行ったことある?」
「きょねん連れてってもらった! またいきたい! ……連れてく?」
「それはとうちゃんかあちゃんに相談しないとダメだけど、楽しかった?」
「楽しかったけどしょっぱかった」
「あ、海の水ね」

兄夫婦と実家は海からかなり離れていますので、海に行くのは結構な時間がかかります。だから姪もそう何度も行った事は無いはずです。
姪は独特な海の水のしょっぱさを思い出したのか、子供なりに顔をしかめたりします。そんな姪を見ていてついからかいたくなった私はちょっと変な事を言って見たくなりました。

「海の水がしょっぱいのって、何でだか知ってる?」
「うん、塩」
「……じゃあその塩をどうやって海に沢山入れたのか、そのやり方は知ってる?」

勿論そんなものは入れるとか入れないとかの話ではないのですが、話をふられた姪は真剣です。しばらく真面目な顔をして考え込みましたが、パッと顔をあげて言いました。

「おっきな手がザーってたくさん入れた!」

・・・子供の発想は時として大人を完全に上回りますね。いつまでもその純粋さが失われませんように。

上と関係ありませんが

姪の「ぱむり癖」は、治るどころか悪化の一途を辿っており、油断しているとありとあらゆる所をはむはむ、ぱむぱむとやられます。いや、耳とか内股とか脇腹とか背中とかはなんか色々と際どくてマズいと思います。
・・・ついでに言えば甘噛みも珍しくなくなってきました。さらにはぱむるのに夢中になりすぎてついついよだれが出てしまい、その結果、

「……よだれっちゃった」

とか言いながら、自分の口からこぼれて私についたよだれをキレイにしようとして、小さい口で人の身体を舐めたりします。・・・これは妙に気持ちよかったりするので、これはそろそろ注意して止めさせた方が良いんでしょうか? 悩ましい所です。
最近は、

  • 私がうつぶせの場合

「ベッド飛び乗る」→「俺にべったり乗る」→「目に付いた所をひとしきり『ぱむぱむ』」→「満足する」→「人の上で寝てしまう」→「起こしてしまうのも可哀想なので俺動けない」

  • 私が仰向けの場合

「ベッド飛び乗る」→「俺の脇にくっつく」→「二の腕の内側の柔らかい所を中心に『ぱむぱむ』」→「満足する」→「腕枕で寝てしまう」→「起こしてしまうのも可哀想なので俺動けない」

という図式が固まってきた感すらあります。俺は布団ではありません。