小笠原・父島に行って来ました3〜遊びはこんな感じでした〜

このエントリでは

現地に行って体験できた遊びについて色々細かく書いて行きたいと思います。
以下の遊びは一人でも出来ますが(ダイビングのように船や機材が必要なもの以外)、特有の貴重な自然もありますので、ガイドさん付きで一度回ってみることをお薦めします。自然保護の意味合いもありますが、ガイドさんがいた方が色々な説明を聞けるのでグッと楽しさがアップします。
また、ここで載せている遊びの全てに関しては小笠原観光協会のHP内の各種ツアーのご案内でガイドサービスを行っているショップを初め、色々と調べる事が出来ます。小笠原に遊びにいくなら必見です。

シュノーケリング

安心して楽しめますし、海の透明度が高いので水面からでも十分に珊瑚や熱帯魚が楽しめます。やった事がなくても一度は挑戦してみた方が良いと思いますね。海の中に顔をいれて実際の生き物たちを直接見るのは楽しいです。
もちろん足がつかない深さの海域もありますので、それを怖いと思う人もいると思いますが、足がつかなければ2mでも50mでも同じです。結局の所は慣れでしょうか。
海はプールと違って塩分濃度が高いため浮かびやすいので沈む方がある意味難しいですし、潮の流れや(離岸流《カレント》)に予め注意をしていれば(現地のガイドとかにヒアリングするのがベストですかね)問題無いです。まあこの辺りは普通の海水浴だって同じですね。
父島には砂浜から泳いでいける位の波の穏やかなポイントでも枝珊瑚の群生海域があったりとか、沢山の熱帯魚がいるポイントや、沈船などを見る事が出来るポイントがあったりしますので、是非体験して欲しいですね。
もちろんシュノーケリングにしてもガイドさん付きでやるのがやっぱり安全ですし、楽しいですが、シュノーケル・フィン・マスクの3点セットがあれば簡単に楽しめます。ただし自然環境を傷つけないように慎重に。

ダイビング

非常に海が美しく、ダイビングポイントも多く存在するため、ダイビングショップ(以下DS)が現地には島の大きさの割に沢山あります。
しかし、所有している船の大きさやインストラクターの多さ、あるいはリピーターの多さなどからある程度利用すべきDSを絞り込めると思われます。それは、以下のような条件です。

  1. 一緒に参加する人は何人か?
  2. ダイビングの経験本数はどの位か?

ですね。

1.参加人数である程度ショップを絞り込む
もし一人で行くのであれば、大規模なショップですと他の集団の中に一人で放り込まれて旅先で妙な疎外感を味わってしまう可能性がありますし、数名から数十名で行くのであれば小さなショップだとキャパシティーオーバーになってしまう可能性があります。少人数で参加するのに大きな船など必要ないでしょうし、大人数なら大きな船を所有しているショップが良いでしょう。
参加人数にあった規模のショップを選択するというのは結構重要じゃないかと思います。

2.ダイビングの経験本数でショップを絞り込む
小笠原のDSは濃いリピーターを中心に、経験本数が豊富な人向けに上級者向けのサービスを行っているDSから、初心者向けのサービスを中心に行っている所もあります。
初心者が上級者中心のショップに参加したりする場合、エントリーにもたついたりして他のダイバー達に迷惑をかけてしまう可能性がありますし、その逆だと満足のいくポイントに潜れなかったりするでしょう。

最低この2点を確認(確定)して、その上で現地のDSに片っ端から電話(可能なら全部!)をして、率直に

「参加者の経験本数××で、参加者は全部で××人ですが、どうでしょ?」

と聞いてみるのが良いと思います。
HPの出来の良さとかネットの評判で選ばず、実際にそのショップに電話して聞いた方が絶対に良いです。正直に言って、DSのHPの情報や某掲示板の情報は全く当てにならないと思った方が良いと思います
直接問い合わせた場合は「ウチだとちょっと合わないけど、〜さんのやっているサービスだったら良い感じで楽しめるかも?」とか他のDSを教えてくれる場合もあります。

もし電話で「一人でも大勢でも、初心者も上級者もオールオッケー!」という解答が帰って来たら、ちょっと疑ってかかった方が良いかも知れません・・・が、これも現地の混雑具合(客が自分しかいないような状況なら初心者だろうと上級者だろうとあまり関係ないですから)とかによって変わったりします。いずれにしてもショップ選びは慎重に。
・・・もちろんライセンスを持っていない人もいると思いますので、その場合には「体験ダイビング」に挑戦してみるのが良いのではないかと思います。やって損する経験ではないと思います。沖縄とかにくらべると水温が低いので、意外に寒いですけどね。

ドルフィンスイム/ホエールウォッチング

私は季節とスケジュールの関係で「ホエールウォッチング」は出来ませんでしたが、両方について間違いなく言える事が一つあります。
イルカにしてもクジラにしても、相手は野生の生き物で、海を回遊しながら生きている生き物です。必ず見られるとか、一緒に泳げるチャンスが絶対あるとか思う方が間違ってます
小笠原には確かにイルカがいますし、イルカと泳ぐのは非常にエキサイティングな体験であると思いますが、イルカやクジラにこだわりすぎるのは考えものだと思いますね。どうしてもって人はそれこそ水族館にでも行った方がなんぼかマシだと思います。
まあこのブログを見ている人は、

「今度のお休みに私、小笠原までイルカさんと一緒に泳ぎに行くんだ〜! イルカってカワイイよね♡ キューンって鳴くんだよ♪」

みたいな感じの「頭にお花畑標準装備の挙げ句、よく見たら毒羽蟲が大量発生しているような人」は少ないと思うのでそれほど危惧していませんが。・・・なんだかんだ言ってもアナタ、イルカって群れの中でイジメもやれば、弱者を痛めつけて殺したりとか、輪姦だってするような生き物ですよ? 変な夢見ちゃいけません。
ま、そうは言ってもイルカが魅力的な存在である事も事実ですので、小笠原の海でイルカに出会えたらもう単純に、

もの凄くツイてた!

とか思う方が吉だと思います。基本は森や山に大物のクワガタを捕りにいくのと同じ感覚で
私の場合は非常に運の良いことに、イルカの群れと泳ぐ機会にも恵まれましたし、運良くマンタとも遭遇することが出来ました。もうこれは単純に幸運によるものであるので、本当にツイていたと思います。会えないときは一日探しても会えませんからね

ナイトツアー

夜の小笠原は昼と違った顔がありまして、これを見に行くのもかなりスリリングな体験ですね。
小笠原の固有種である「オガサワラオオコウモリ」や、発光するキノコ「グリーンペペ」などを夜に出かけて観察したりする事は少年の冒険心をくすぐられるような体験でした。
また、時期がちょうど良かったためアオウミガメの産卵などにも会うことができました。このアオウミガメの産卵の観察も一人で出来ない事はないですが、アオウミガメがいやがったり、観察者の不用意な行動によって産卵を止めてしまう可能性などもありますので、やはりガイド同行の方が良いでしょう。
自然を相手にするものですので、現地の生き物の事に詳しい人がいるのといないのでは全然違います(実際にガイドなしの旅行客が、オガサワラオオコウモリを探して明るいライトで森を探しまくっている光景も見ましたが、コウモリがいやがるとの事です)。
また、天体観測も大気の状態が良く(澄んでいる)、余計な光源が存在しないため、天気さえ良ければ最高の環境で星を見る事が出来ます。大人になるにつれ、真面目に空を見上げる機会も減っているかと思いますので、現地に行った際には是非いちど夜空を見上げる事をお薦めします。

トレッキングなど

今回反省したのはこれですね。
結果としてほとんどしなかったのですが、帰って来て「惜しい事をした・・・」としみじみ思っています。
他の観光客と情報交換する機会にも恵まれたのですが、話を聞けば効く程「もっと山に行っておけば良かったな」と後悔しまくりました。戦跡巡りもほとんど出来ていませんから、リベンジの機会をいつか作りたいと思います。

その他にも

釣りやシーカヤックウェイクボードなどはありますが、今回は出来ませんでしたのでここに感想は載せられません。ただ、こちらもいつか挑戦したいと思います。

こんな感じですが

次のエントリでは「小笠原のここには行ってみたい/遊んでみたい」を取り上げたいと思ってます。