食卓にビールを(1)
- 作者: 小林めぐみ,剣康之
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/08
- メディア: 文庫
- クリック: 34回
- この商品を含むブログ (101件) を見る
幼な妻なのにテラシュール。
気をつけて〜! この本を薦めた人は私を殺す気よー!
ストーリー・・・というか基本設定
妻、16歳の花の女子高生ながら小説家&物理オタク・・・らしい。
旦那、26歳のSEで半年前に結婚。
16歳の妻が日常に潜む恐るべき宇宙的陰謀と宇宙的神秘に触れ、その謎を解き明かしたり解き明かさなかったり、とにかく夕食にビールが出てくれば幸せだという普通っぷりなのに壊れてるよ、この本。
バカヤロー!(衆議院が解散しそうな勢いで)
ちょっとのっけを引用してみる。
「いやあ、倦怠期間近の夫婦の食卓をにぎやかにしようと思って」
「倦怠期って。まだ新婚なのにさ」
「つきあいは長いでーす。もう倦怠期でーす」
(強調はhobo_kingによるもの)
半年前に結婚してるんですよね? 16歳と。
なにやらむくむくとわき上がるドロドロとした感情をグッと抑えつけつつ、続けてイラストも見てみる。
かなり可愛らしくてムネも大きいですね。
・・・妻は16歳ですが、「つきあいは長い」そうです。
貴様! 都条例の淫行にひっかかること間違いない状況じゃねーか! しかも倦怠期(多分3年程で訪れると思われる)とか抜かしているという事はつまり、13歳くらいからアレだって事じゃネーのかあああああ!!?? 死ね! しn ン死ね ねねええにえねええええええいねごどうごおいsっしあいああああ!
どういう事だ! どんな邪悪な魔法だ! どんな薬を使ったら16歳のピチピチ若鮎カモシカ蒼い果実をモノに出来るっつーんだァ!? ごぼあああああぐたああああ!
えー、本の内容はここから
SFです。不条理SFです。
とにかく突然宇宙人です。まあ日常に宇宙人の数百匹くらいはいる事は私も知っていますからそういう話もあるでしょう。
突然の展開に驚いたりしてはイケマセン。訳が分からなくても、シュレディンガーの猫がどうだとか、EPRトランスミッターのネタになりそうな粒子の発生と消滅とか、時空間を切って繋げてやり直しとか、無限のt時間後とか、ミミズ的な地球外生命体とか、重力レンズだとか一般相対性理論の限界に挑戦だとか、超ひも理論だとか、まあ出てこないものもありますが。
とにかく妻の奮闘の結果として、食卓が貧しくなったり、旦那が徹夜仕事になったりとか、宇宙の平和が守られたりとか、星が滅んだり生まれたりする訳ですね。
・・・つまり、意味はないです。