C3-シーキューブ-

C3―シーキューブ (電撃文庫)

C3―シーキューブ (電撃文庫)

目印は表紙のブルーのしまぱん、ちょい見せが最先端の流行だよ! ってなんでもっと早く読まんかったんだ俺!

ストーリー

主人公の夜知春亮(やちはるあき)はあるちょっとした特技というか体質を持っているけど、それ以外は彼単体で見た場合にはそんなに変わったところのない少年だ。まあ周囲を見渡せば・・・巨乳の眼鏡娘である村正このはとかがほとんど同居状態で家に住んでるとかはあるのだけど、まあそれはそれで訳あり。
そんな彼のところに謎の立方体が父から送られてくる。ただの黒い真四角の塊。またしても父親が変なものを送ってきやがったなと思いつつも彼はそれを適当に放置していたのだけど、ある夜、それは全裸の美少女となって現れた!
彼女の名前はフィア。長期に渡って呪いを受けつづけたアイテムは、次第に自我を持つようになり、そして一人の人間の姿となる。フィアもそんな呪いのアイテムの一つだったのだ。で、春亮の体質といえば「決して呪いを受けないこと」だったりする。だから父親は彼に管理を任せるべく、呪いのアイテムを送りつけるのだ。
なんの常識も知らない呪いのアイテムのフィアのせいで色々と巻き起こる混乱。そしてそんな呪いのアイテムの存在を許さない組織なども顔を出して・・・事態は混迷の一途を辿り、エロかつグロでAA、C、Eという感じ(推定)で胸サイズも取り揃えた感じの新シリーズです。

うほお、エロいっ!

もう全裸美少女がイキナリ出てくる辺りで狙い済ましている訳ですが、いいやもうそんなの。
登場シーンのイラストからしてアナタ、その長い髪の毛の一筋が無ければ・・・無ければッ! 永遠の神秘であるところの、「たて筋一本おけけ無しの桃源郷」が広がっているという感じがもうアレだ、なんだか色々ダメな感じだ。

「う、わ、わわ……わ、私の身体をまた、また弄り回す気だな!? な、なんという男!」

とか、

「忘れたとは言わさんぞ! お前、私の、私の身体を……さっきはあんなにも乱暴に弄りおったではないか! あんなところに指を入れられるなど、顔から火が出るかと思うたわ!」

・・・その、届いた時にはただの立方体だった訳ですがね、同時に彼女でもあるので、その、あっちこっちフィアの微妙な所を春亮が触った事になっているんですな。うはあ、ど、どこを触られたかおじさんに言ってごらん!? この舌で消毒してあげるよ!?(変態)
他にも・・・。

柔らかい舌と唇で、彼の肉を包み。唾液の擦れる音を聞きながら、ただ舐める。彼の肉が、口の中でぴくりと動いたのが分かった。落ち着かせるように、さらに、舌。
「ん……これで……どうだ……?」

あからさまに狙っているんですが、それでもいい。というかイイ。幼女のお口でご奉仕シーンですからしてはああああああ!

巨乳眼鏡もいい

フィアがお子様つるぺた体型だとしたら、同居人の村正このははムチムチのたゆんたゆんです。しかも微妙に嫉妬深いお姉さんタイプですかね。彼女にも秘密がある訳ですが、まあその辺りは本を読んでもらって確認してもらってですね・・・。

「つまり、真っ裸だぞ、と」
「早く言ってくださいぃぃぃっ!」

イラスト付きで美味しいシーンがご用意されております。何その汗ばんだ完熟ボディ
とにかくフィアとのソリもあわない感じがあってまた楽しい。

「……独り言ですけど。食べても胸に栄養が回らないのって哀しいですよねー」
「な! なにおう!?」

こんな塩梅ですね。まあ勝負は一進一退でどっちが優勢って感じではないですが、楽しい。

とまあ

こんなエロスな感じで話は進むんですが、それだけではないのが本書の魅力ですね。
もちろん作者お得意の「狂気に染まった登場人物」が出てくる事もそうですが、敵役となる登場人物達すらも人間味を帯びた魅力的なキャラクターとして書かれる所がとても良いと思いましたね。
理由の無い狂気ではなく、どうしようもなく狂気に落ちざるを得なかったというその過去や背景。そしてそんな背景を持ちながらも少しの温もりをもとめて身を寄せ合ったり・・・。人としての奥行きを感じさせてくれる描写があちこちにあって、敵役すら魅力的でした。
まあその、やっぱり血みどろなんですけどね。

さらに

主人公たちの方も同じようにエロコメで済むはずも無く、フィアとは一体どんな呪われたアイテムなのか、そしてフィア自身はそれをどう思っているのか、どうしたいのか・・・といった「自らの存在意義」を作品を通じて問いかけつづけます。

「なぁ……私は、赦されてもいいのかな? この身に受けた呪いを、忘れてもいいのかな?」

さて、こうしたシリアスな問いかけに対して物語がどんな解答を用意しているのか・・・その辺りも要注目ですね。

総合

気に入ったので星5つ。
強いて言えば主人公が精神的にタフすぎる様な気がしないでもないですが、まあそんな事には目をつぶります。その位には全体で見た場合に話が魅力的でしたね。この作者とどうも波長が合うみたいですねえ・・・。
しかもアナタ! 微グロシーンなどを頑張って通り過ぎて最後の方まで読み進めたアナタ! もの凄いもんが見れますよ!?
なんだその「股間にジッパー付きでソッチ系の利便性というかエロスを追求した革製品(一応服の扱い)」は!? そうやって使えってか!? どうしたらいいんだそら! よーしジッパー下げちゃうぞ〜! 素晴らしい! 素晴らしいぞ!
・・・イラストはさそりがため氏ですが、全体的にエロいので可。もうOK。
と言う訳で段々理性が保てなくなってきたので、最後に本編の1シーンの引用して、私の感想に変えさせて頂きたいと思います。

「ん——来た……当たっておる……」
「けっこうキツイな。よっ、と」
「あ、あ、あ、あ! ん、んんん、ふぁああっ!? は、入った! あああ、はぁ、ひっ……ぜ、ぜんぶ、入ったか?」
「いや、まだ先っちょだけだ。行くぞ」
「あっ——ん、ふぁ、き、きつい!」
「もう半分入ってるから。あと少しだけ我慢しろよ」
「あう、あううううう……ああ、ダメだ、もう、いっぱいだ」
「痛いのか? 止めるか?」
「う……い、いや。続けろ。続けていい。私は、大丈夫、だ、からっ」
「無理すんなよ」
「大丈夫だと、言っているだろう……ほら、最後まで……無理にでもいいから、捻じ込んでくれ……」
「仕方ねぇな。じゃ、一気に行くぞ。我慢しろよ——」
「あ、ひ、あひぃっ! き、来た……ぜんぶ、はいったあっ! ああ……ん……」

もう、アレ、で・す・な・・・なんと、言ったら、良いやら・・・。
処女喪失って感じ?(ぶっちゃけすぎ)。まあこんな感じなのでちんこのアンテナが反応した人は間違いなくレッツゴー。話も楽しいよ?

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