「変てこ」かつ「愛している」ラノベはなんじゃらほい?
一番上に追記
id:tonboさん、コメント欄にて幾つかの指摘を頂きましたので、以下の投票についてご意見を頂けると嬉しいです。
場合によっては本文にもありますが無効票として扱われるのはもちろん、それ以前の問題として「投票そのもの」をキャンセルしますので、よろしければご一報を。
・・・いえ、自分なりに悩みましたがもう正直に分かりません。投票そのものをキャンセルさせて下さい。発案者のtonboさん含め、他の企画参加者の方々にもご迷惑をおかけしました。こちらから該当ページに飛ばしたトラックバック含めて削除をお願い致します。
どうも私にとっては「愛した」瞬間にその対象がどのようなものであっても「変」では無くなるようです。あばたがえくぼに、馬鹿は愛嬌に、変は常識に、そんな気分でしょうか・・・。
迷った
迷っていた。
それはもう心の底から迷っていて、三度の飯を必ずおかわりする位には迷った。
- 変てこ
かつ
- 愛している
という条件がもの凄い緊縛感を持ってこのブログの管理人である私を苛んでいた。
本気でこの条件に困ったというか、「変てこ」かつ「愛している」という条件が私の中では同時に成立しない条件だったと言うか、そんな作品があっただろうかという感じで余りにも心を苛まれたので、この際だからいっそマゾ的な快楽に目覚めるギリギリまで引っ張ろうかと思ったくらいだった。
実際ちょっと目覚めたような気がするのは大いなる収穫であった。
しかし
ある時気がついたというか目覚めた。
「愛の反対は?」と聞かれたなら、私は「憎悪」ではなく「無関心」と答える人間。ということは憎悪もまた一つの愛の形なのではないかと思った次第でありまして、そうすると、敢えて自分の評価の低い(憎んでいる)作品を選ぶというのも大いにアリではないかと思ったのだった。
という訳で
このブログでも数少ない一つ星作品から投票します。
・いないとは思いますが、好きでもない作品に投票する行為はご遠慮ください。そのような投票が発覚した場合は無効票とします。
と、まいじゃーさんが条件で書かれているので無効票とされてしまう可能性も大いにある思いますが、ある意味では深く愛していると言えなくもない作品です。
もちろん、無効票とされた場合でもそれはそれで受け入れますのでよろしくお願いします。
永遠のフローズンチョコレート
【変ラノ/9784757726277】

- 作者: 扇智史,ワダアルコ
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もうなんていうか、かつて無い程理解出来なかった個人的怪作。
波長があわないのかなんだか分からないけれど、登場人物達の行動原理も分からなければ、作者が作品を書いた意図も理解出来なかったという。しかしその分、ハマる人は大ハマリするんではないか? という可能性も感じてしまうという奇妙な印象の残った一冊でしたねえ・・・。
そういう意味では同作者の「塔の街、あたしたちの街」も同じような匂いのする作品ですなあ・・・。
ねこのおと―リレーノベル・ラブバージョン
【変ラノ/9784829163801】
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古本屋で見つけて買っても負け組とか思いそうな位には個人的怪作。新刊で買った私はもちろん完全に負け組かも。
ファンサービス向けの内輪ネタ満載の変なストーリー展開バリバリで、正直読むに耐えないという一冊でしたなあ・・・。というかストーリーなんて無かったなあ・・・。でもこういうモノが堂々と一冊の本になって出版されちゃう辺りがラノベの凄さと言えば凄さか?
マテリアルゴースト
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ストレートな気持ちで感想書いたらコメント欄が最も荒れた一冊。
リンク先を読めば分かる通り、私が過激な発言をしまくってますが、この時思った事は今でも特に変化ないです。しかしガッチリと印象に残った作品である事も事実。
酷評したらネガティブなコメントが付くという事は、逆に言えばこの作品が一部の人達の心をがっちりと掴んだという事でもあるでしょう。・・・多分だけど。
殺×愛7―きるらぶ SEVEN―
【変ラノ/9784829119334】

- 作者: 風見周,G・むにょ
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0巻から始まって、最終巻である7巻に辿り着いた時、あなたは衝撃の事実にぶち当たる!
・・・といわずして何を言おう! というこの1冊ですね。いやー凄い本です。読めとは言いませんが「必殺のちゃぶ台返し」として私の記憶の片隅に永遠に残っちゃうかも知れないシリーズですねえ・・・。なんだか脳みそ電脳ハックされちゃったような気分?
ある意味読んでおいて損はない作品かも。
リヴァースキス
【変ラノ/9784840238908】

- 作者: 佐野しなの,Fuzzy
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ストーリー的に私が最も吐き気を催した一作と言っていいですね。
まあ細かい辺りが気になる人は感想を読んでもらうとして、いやあ、気持ち悪かった。作品構造的に猛烈に気持ち悪かった。もの凄いエゴイズム全開で不快感が凄かったなあという一冊ですね。コメディとして読めなかったというのが多分致命的だったんでしょうねえ・・・あと性転換ネタかなあ?
以上のような
結果になりましたが、まあ書いてみて順当な結果かなあ・・・という気がします。
ここで紹介した本は私には奇々怪々な作品群でしたが、逆にもの凄く喜んで読む人がいそうだなあという本でもありますね。さて・・・どうでしょう?
「撲殺天使ドクロちゃん」とかは変ラノと言えば変ラノと言えなくもないんですが、アレに突き詰められた様式美のようなモノを見出してしまっている私は「変」と思えず、結果投票出来ないのでした・・・。