偽物語(上)

眠れないので深夜更新〜。

偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

本編と全然関係ないけど

西尾維新田中ロミオって似てるよね〜。
・・・なんていうとどっちのファンからも総スカンを食いそうですが、世の中には「西尾チルドレン」などという言葉もあるようでして、一説によると田中ロミオがその中に含まれるそうです・・・が! 個人的には笑いで腹筋が切れそうです。
一世代違えばまだ「チルドレン」とか言われても仕方がないでしょうけど、西尾維新って81年生まれでしたっけ? で、田中ロミオは73年生まれだったかな? まあ違ったとしても20歳も年齢で離れてないと思うんですよ。
そうすると西尾維新には同世代かあるいは年上の「チルドレン」とやらがいることになる訳で・・・やっぱり腹筋が切れますね! 西尾維新も年上のおっさんの子供なんぞ持ちたく無かろうにな〜。

で?

なんで田中ロミオなんて引き合いに出したかというと、小技の連携が上手いという意味で似てるんですよね。
一発決まると立て続けにコンボを決められ、気がつくと画面端に追い詰められ、浮かされてコンボ、しゃがみガードも投げられる、気がついたらK.O.という芸風が似てるんですよね。
もちろん繰り出している技自体は酔拳蟷螂拳くらいは違うんですけどね。
なんとなく感じる一番大きな違いとしては、西尾維新の方が田中ロミオと比べた場合に、なんとなく「説教臭い」と感じることがある・・・と言う点でしょうかね。

ところで

話変わりますが、今回の「偽物語」ですけど、時間軸的には「化物語」の後、という事になりますね。
えー、前作の「傷物語」が「阿良々木暦くんは、どのようにして怪異となったか」という内容をメインに扱っていましたので、時間的には一番古い話となる訳ですが、対して今回は時間的に一番新しい話になる訳ですね。
という訳で今作では戦場ヶ原ひたぎさんの出番がもちろんありますし・・・というかオールキャストがだだ漏れで出演しています。しかも名前だけしか出ていなかった暦くんの妹’s、の「火憐」&「月火」の通称「ファイヤーシスターズ」が登場します。
・・・なんか女子プロレスのタッグ名みたいだ・・・。

話の流れとしては

今回も暦くんの視点で物語が進んでいきますので、「化物語」と同じ感覚で楽しめるのではないでしょうかね。
というか「化物語」を楽しんだ人なら読まないと完全に損です。西尾維新のサービス精神はその辺りで見事に発揮されていまして、見事にそれぞれ見せ場を用意してくれています。

  • まずはいつも迷子の小学生・八九寺真宵と遭遇してエスプリの利いた会話などを楽しみ、

「子供パンツなんて言って悪かったな。まさか八九寺が黒のスケスケパンツを穿いていようとは思わなかった」
「はいっ!? 何を言っているんですか、よく見てください! やめてください、イメージが悪くなります! わたしはちゃんと需要に応えて、子供パンツを穿いていますっ! うさぎさんが描いてあるでしょう!」
「うさぎさんなんて見えんな。見て欲しいならもっと見やすい姿勢を取れ」
「こ、こうですかっ!?」

  • そして妹の人間関係なども考慮に入れつつ内気な少女・千石撫子と旧交を温め、

「ところで、人生ゲームもそろそろ終わりそうだけど、千石、このあとは何をする?」
ツイスターゲーム
「へえ、そりゃ知らないな。どんなゲームだ? 教えてくれよ」
「うん、教えてあげる……その身体に」

  • 続けてひたぎの後輩である神原駿河といつも通りのコミュニケーションを楽しみ、

「えっとな……神原、お前今、家だよな?」
「うん、そうだ……ああ、ちょっと待ってくれるかな、阿良々木先輩。すぐに裸になるから」

  • 締めくくるかのように戦場ヶ原ひたぎと愛を深めながら老後の生活について確認し、

「ここで動かない僕を、お前は好きだと誇れるのか」
「……やば、超格好いい」

「心配しないで。私、阿良々木くんのオムツなら、替えられるわ」

  • 最後には羽川翼に軽いセクハラをして閉める。

「風呂で——つまり全裸で!?」
「自分の身体を自分で洗ってるんです、当たり前のことでしょう!?」
「ええ!? おいお前何やってんだよ! 僕はそんなに頼りにならないか、言ってくれたら僕が洗ったのに!」
「阿良々木くんのキャラが分からない!」

そうこうしているうちに

怪異が発生して、阿良々木くんの妹の一人・火憐が怪異に巻き込まれ、そしてその解決に奔走することになる訳です・・・。
まあこんな感じで気がついたら300ページなんてあっという間ですよ。良く分からないけど戦場ヶ原ひたぎとの関係もかなり意味深な感じで纏めてくれますし・・・え、それってつまりその夜に一線超えたとか、そういう話!?
なんだよなんだよ!? あっちこっちの女にいい顔して、本命の女とも上手く行ってってなんだよ!? 友だちの数が5人だからなんだ馬鹿! 畜生! 人間関係は友だちの数じゃない! 性別だ! と言うことを嫌でも分からせてくれる一冊です。

総合

どう考えても面白い。星5つ。
なんだかシリーズ化の勢いも出てきたし、それ以前にこれ上巻だしということは近々下巻も出るはずなので、一読者としては嬉しい限りでちょっと小躍りしつつ次を待ちたい気持ちにさせてくれますね。
あ、ちなみにこの1冊で1怪異という感じでちゃんと話は閉じますので、下巻を待って悶々とした夜を過ごす事になって、ついついイケナイトコロに指が伸びたり・・・とかそう言ったことはないので経験不足なアナタでも安心です。
え? イケナイトコロってどこかって? いやその辺については各自考えてみようというのが今回の宿題です! 自分なりの答えを見つけた人はコメント欄に書き込んでくださいね! 特に少女からのコメントを一日千秋の思いで待ち焦がれております!

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