魔法少女沙枝

魔法少女沙枝 (二次元ドリームノベルズ)
魔法少女沙枝 (二次元ドリームノベルズ)水坂 早希

マイクロマガジン社 2003-05
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ついカッとなって書いてみた。後悔するかも知れない。

適当なストーリー紹介

異世界エーテルランドからの侵入者たちを撃退するために妖精・エミットに選ばれた少女・楠沙枝はなし崩し的に魔法少女になってしまい(もちろんふりふりフリルのコスチュームに変身)として異世界人との戦いに巻き込まれていくのですが・・・。
まあアレです。エロ小説ですがシリアスさはあまり無く、異世界の悪者(こう書くのが一番良さげ)が沙枝をアッチ方面であの手この手で、いぢめていぢめてだからして、とにかく暗くないエロなのですがそれでも強烈。基本は「フリフリフリルの魔法少女の格好をしたヒロインをありとあらゆる方向で汚していく」話です。

最初の山場

女の異世界人が、周囲の普通の人間に魔法をかけて操って、公衆の面前で沙枝をアレしまくります。
何やらとってもキモチよくなってしまう都合の良い魔法やらなにやらはお約束ですが、その「お約束魔法」の使い方の方向もなかなか上手いですね。何も知らない少女が色々な魔法を使われて散々恥ずかしい目に遭わされた挙げ句、無理矢理名も知らぬ男たちに花開かせられていく様は、キュートでえっちいイラストとの相乗効果でなんか凄くエロいです。儚い抵抗をする沙枝がまたコレ、あれだ(説明になってねえ!)。
これもやっぱりお約束ですが、沙枝を魔法少女の道に引き込んだ妖精・エミットは全くと言っていい程役に立ちません!

もう一つの山場

別の男性異世界人ですね。やはりこちらも直接手出しをするというよりは周囲の普通の人間に魔法をかけて操って・・・という方式ですね。
羞恥をひたすら煽り、沙枝が「自ら選択して」エロい目に遭わないと抜け出せない状況を作り出して精神的に十分屈服させた挙げ句、羞恥心の相乗効果と複数人同時のアレでもって、沙枝の理性が吹っ飛びまくるまでネチネチと追い詰めていく様は描写の美しさ(?)もあって見事。前も後ろも上も下もドップドプです。
ちなみに上記の山場では守り通した後ろまでがっつりと食べられてしまいます。しかも沙枝の脳髄の奥まで「その記憶」を刻み付けるかのようなじりじりとした侵入・・・うわあああ、エロいぃぃぃぃ・・・。

特徴的なのが

明らかに陵辱系の作品なのですが、何故か全体の雰囲気に悲壮感やらが全くなく、明るい話に仕上がっている所ですかね。しかしその手のシーンでは一切の容赦がなく汚しつくしているという話です。雰囲気が暗くないのは主人公の沙枝とエミットの性格によるものでしょうが、なんだか凄い少女ですね沙枝。いいのかそれで。
それからもう一つ、作者の魔法少女に対する思い入れの賜物なのか、とにかくフリフリ衣装を着せて、その衣装を微に入り細に入りを描写しまくった挙げ句(イラストも見事です)、それをじっくりたっぷり汚しつくしていく感じはその手の趣味をもつ人には堪らないかもしれません。ちなみに触手とかが出てこないのも一つの拘りかも知れませんね。
ちなみに私は特にそういう嗜好はないのですが、それでも衣装込みでの魔法少女への思い入れは凄いと感じました。作者の妄想をひたすらじっくり書いたと思われる文章は、ある意味時々古典芸能の様な芸術性を感じたりする程です。

総合

エロ小説好きなら買う価値あり・・・だと思う。というか「これはエロッ!」と思わなきゃ紹介しないもんね!
まあ好みはもちろんあるんでその辺人によってまちまちでしょうが、雰囲気は明るい、しかしエロは容赦がないというバランス感覚が見事だと思う。
ま、ストーリー本編は全開で陵辱系なのに何故か概ねハッピーエンド(?)なんで、精神の奥まで永劫に征服し、壊しつくすようなエロを求める人には向かないかも知れませんが、それでも良書・・・だと思う。ゲームにもなっちゃったのかな? やっぱり人気があったんだと思うな。
ちなみにこのエントリは場合によっては予告無しに消える可能性があります・・・一応。