れでぃ×ばと!(3)

れでぃ×ばと! 3 (3) (電撃文庫 こ 8-9)
れでぃ×ばと! 3 (3) (電撃文庫 こ 8-9)上月 司

メディアワークス 2007-05
売り上げランキング : 100054

おすすめ平均 star
star「ドリル」好きならガチOKです!!
starドリルが怒涛の追い上げです
star中途半端かなぁ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

買う時に表紙が恥ずかしく無いラノベのエントリで、「敢えて一発目でもの凄い恥ずかしい奴で心臓を鍛えてみよう編」にノミネートされていた本シリーズですが、昨日無事購入しました。えーと、立川ルミネ八階のオリオン書房で(分かる人だけ分かって下さい)。
最近レイアウトが変わったせいか、非常に広くて居やすく、専門書から雑誌の類いまで広く取り揃えたいい店です。しかしラノベを買うのには間違っても向いてません。そしてレジ女の子。
恥ずかしいかと聞かれれば「恥ずかしい? なにそれ?」。
たとえ表紙イラストの四季鏡早苗が超巨乳でメイド服、挙げ句の果てにはパンツ履いてないっぽくても恥ずかしさなどありません。むしろそれを積極的に楽しんでこそ、ラノベ感想ブログの管理人——!
私は「ある意味英雄」という事で聖杯戦争へのサーヴァントとしての参加資格を得た様な気もします(・・・どうでもいいんだけど、これの元ネタ何だったっけな?)

ストーリー

外見金髪ピアスで目つきも悪いけど執事候補生の少年・日野秋晴(ひのあきはる)の編入した冗談のような上流階級の人間を育て、ついでに執事とメイドを教育する冗談の様なハイソな学校「白麗陵学院」での、秋晴の苦闘の日々を綴る問題作。
とにかくエロいハプニングが多すぎる。巨乳も多過ぎる。合法ロリータも居る。イラストもエロに偏り過ぎている。秋晴は性の修行に来たのか、それとも本当に執事になりたいのか!? まあ徐々に本人を置き去りにした所で色々なものが渦巻く第三巻。

今回も

1キャラ=1エピソードという感じの構成で、話の作り自体は好感が持てましたね。ベタベタなんですがこのテの話としては作りは良いです。
1巻の表紙を彩京朋美が飾っているのですが、本当に彼女をメインヒロインに据えるつもりがあるのかこの作者・・・? という疑問を禁じ得ない作りですね。というか、主人公こそ秋晴ですが、メインヒロインなど存在しないのかも知れません。つーか、あまりに美味しいカラダ・・・じゃなかったキャラが多いので、絞る気すら作者には無いのかもしれませんね。
では今回のお話。

肌を見られたので夜這いします

のっけから飛ばしてます。全裸美少女です。
ほんの些細な事故から宗教上の理由で頑に隠し続けていた乙女の柔肌を垣間みてしまった秋晴に訪れる命の危険と、人生の墓場。・・・つまり宗教上の理由から結婚を迫られてしまう秋晴ですが、相手の少女・アイシェがなぜか全力で秋晴を気に入った挙げ句、奥手&超積極的という二つの相反する要素を備え持つアラブ美少女。そして彼女の従者で、必要なら殺しすらを辞さないヘディエという女性とのでこぼこコンビが、力と技で迫る!迫る!迫る!
しかしあれだ、裸を事故で見たとはいえ、どうしてそんなに危険な程愛されてしまうのだ秋晴! そしてどうしてよろめかないんだ秋晴! 

『——個人的にも、私は秋晴様の事を好ましく思っています』

ちなみに男性とは直接会話をしてはいけない(結婚した相手以外?)とかいう戒律があるらしく、筆談ですが・・・。その昼間の奥手さ加減と裏腹に、夜の行動は大胆不敵! その神秘のヴェールに隠された、小麦色の肌を惜しげも無く・・・うおおおおおぉぉうぉ
とにかく「結婚」or 「死」の2択を迫られる秋晴の未来はあるのか。ま、どっちでも良いやモテ男め。ケッ! ちなみに某選択肢で合法ロリータ娘:桜沢みみなを選べないおまえは腰抜けだ! ・・・あ、例の秋晴のルームメイトの見せ場も多いですよ。

天然エロ姉さんと天然エロ妹

イラストで、乳首の膨らみ(おっぱいの膨らみでは無い事に注意)が敢えて描かれているとしか思えない、おっぱいが人間山脈状態の四季鏡早苗は既に登場済み。そのキャラはまさしく手篭めにされる運命を背負ったメイドキャラNo.1といった感じのドジっ娘ナチュラルエロシチュエーション製造マシーンですが、その姉が今回登場します。その名も四季鏡沙織
これがまたしてもどうしようもなくエロい娘でして、行動が何故かすぐ脱衣に繋がってしまうという恐るべきストレートさです。妹は行動の結果が妄想的にアブナいですが、姉は露骨にアブナい。すぐおっぱい見えそうになるし、パンツは見えそうになるし、すぐ脱げるし、とにかくストレートにエロで、妙に色っぽいし、そして激しくいい匂いがするらしいです。
その話の中でなぜ妹だけ従育科に入っているのかその理由が語られるんですが・・・あー、なるほど、こいつらならそうなるかもな〜。という妙に理由として納得できるものでした。つまりぽてんと転がるように没落したらしいです。
で、姉はといえば「理由は分からないけど男性に言い寄られるので、政略結婚してお金をなんとかしよう」と考えたらしく・・・。で、そこで秋晴の登場です。

「ですから、妹を支えてくれる人が見つかって、これで安心して嫁ぐことができます」
「——よし待て、その発言についてちょっとシンキングタイムに突入してみようか」

ちなみにこの話にはセルニアも登場してまして、何故か美味しい所をゲットしたりします。

金髪ドリルと二泊三日

これも執事になるための過程・・・と割り切れるのかどうか・・・とにかく美味しい二泊三日の旅行です。
以前もあった試験で「パートナー」をどうするかで遅れをとった金髪ドリルことセルニア嬢でしたが、今回は早かった! 予め作っておいた「貸し」を元に、まんまと秋晴の試験相手として選ばれる訳ですが・・・しかし健気なのか馬鹿なのか、いや・・・いいや。もうもの凄く萌えるからいいや。なんか時々凄くエロいし。

「だからって触っ——ゃ、ん、っく…………ぃ、このっ……!」

とにかく何が起こったのかは本編で確認してもらいたい。
しかもこれとは別に今回は彼女の水着姿が登場します。・・・はっきり言って、はみ出た下乳といい、切れ込みの激しいデザインといい、布地の少なさといい、もうこれは犯罪です。こんな娘と一緒に海に行って、理性を残せる自信は私には全くありません。
・・・今回ある一件からセルニア嬢が秋晴争奪戦から一歩抜け出た感じがありますが、その結果として例の黒い人が動き出す模様です。

ところで

ハーレム型ラノベの主人公には不快感を覚える事の多い私ですが、この話の主人公は今の所不快感を感じていませんね。
理由はまだはっきりとは分かりませんが・・・優柔不断というよりは、選択を迫られる一歩手前で踏みとどまっていて、理不尽な場合はちゃんと拒絶できる人間だからでしょうかね。・・・ま、色気によろめくのは人として仕方がない事でもありますので、それは許可。

総合

星4つ。エロい。そろそろ「ちょいエロ」では済まないくらいエロい。俺ならもうなんかちょっと先走る位エロい。電撃ではトップクラス的にエロい。
ラノベ的寸止めエロが好きな人はもう読まなくちゃダメだろ、って感じになってきましたね。作者はこのまま調子に乗ってどんどんエロい話を書き続けてほしいものです。しかし前作の微妙さとエラい違う分かりやすさですな。
お気に入りのキャラを選ぶとしたら結構難しい本作ですが、
セルニア>大地薫=桜沢みみな>四季鏡姉妹=その他>>>彩京朋美って感じですかね。4巻では彩京朋美の巻き返しがあるみたいですが、よっぽど可愛らしく描いてくれないと、ちょっと黒いのでトップを取るのは難しいよ?
むにゅう氏のイラストは・・・傾向として好きか嫌いかで言えばキライな部類なんだけど、エロいから許す。もっと、もっとだ・・・もっとエロスをくれ! ・・・ぶっちゃけその女体に対する異常なまでのこだわりが生む(のではないかと推測)、妙に肉感的な感じが憎みきれません・・・! デフォルメされたキャラも可愛いしね・・・。

感想リンク