C3-シーキューブ-(4)

C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

ストーリー前のぱんちら談義

1巻がブルー、2巻はピンク、3巻はグリーン。そして4巻は何色かな〜? へへへ、おぢさんにその可憐な布を見せてご覧〜? という感じで視姦する勢いで表紙を凝視するここの管理人はちょっと変態かも知れません。
とにかく今回はぱんちらどころか正面からのぱんもろです。色は・・・淡い紫色かな〜? オヤオヤ、それともそんな色に見えちゃうのは布地に隠されたモノの色が透けて見えちゃってるのかなぁ〜?
はぁはぁ・・・ほら、特にそのぷっくりと膨らんでいる辺りの事だよ? お、おぢさんが、確認するからほらヌいでご覧なさい? でもそうするとぱんちらじゃなくてまんちらになっちゃうかな〜?(最悪)。
とにかく、とにかく! は、はよう! はようせぬか!

・・・ところで。

えー、真面目な話、ぱんちらの見せ方も正面からの見せ方はそろそろ出尽くした感じもあると思うので次はバックスタイルでお願いします
ここの管理人は尻フェチかつ乳フェチの業の深い人間ですのでお願いします。ちょっと黒スト履いた幼女の足フェチですらあります。ですのでこのシリーズの表紙イラストは私のハートにストライクどーん! という感じです。・・・もちろん表紙イラストに関する真面目な話です。ですよね?
ナニ、提案書を持ってこい? よーしやってやろうじゃないかこの野郎! 30代の男の性欲を舐めるなよ!?
・・・まあとにかくお願いを叶えてくれたらお礼に100イボイボあげるから! 貴方の脳に、脳にびっしりとイボイボを!
と言うわけで紙面もつきて参りましたのでC3の感想を締めくくり・・・ってまだ1行も書いてないか!? ぱんちらだけでこの文字数! 俺って時々凄くない!?

でも

書影がないからイマイチ気分も股間も盛り上がれないね! なんとかしてくれ!

ストーリー

主人公の夜知春亮(やちはるあき)の所に次々と父から送られる「ある特徴を持ったアイテム」。それは強烈な呪いを宿した必殺アイテムと言われるような代物ばかり。しかし春亮は「呪いを受けない」という特殊能力を持っているため、呪いのアイテムの隔離場所のような扱いを受けている。
ただし、それでも彼への呪いのアイテムの影響はその特異体質をもってしても完全に消し去る事は出来なかった。長期に渡って呪いを受けつづけたアイテムは、次第に自我を持つようになり、そして一人の人間の姿となる。つまり、人間の姿となって春亮の周囲に留まる事になるのだ!
どう考えても外見幼女だが、由緒ある拷問器具がが人化したフィアもそんな一人で、春亮の家に転がり込んでいる。もちろんそれ以外にもおっぱい炸裂の村正このは、髪の毛のびのびロリータの黒絵などの呪いのアイテムが人化した少女を従えて、今日も春亮は呪いのアイテムの世話をする。
しかし、もちろんそんな呪いのアイテムを狙う連中も黙っているわけではなく、ビブオーリオ家族会と呼ばれる異常者集団が今回も春亮たちに迫ります。呪いもますます絶好調な感じのする4巻です。

うーん

新キャラの楯岡藍子を投入しての4巻だったんですが、珍しく途中で中だるみした感じがありました。
自分でもなんでじゃろ? とか呼んでいる最中に思ったんですけど、よくよく考えてみるとその理由がストーリーの進行の関係で春亮が呪いのアイテムに関する記憶を失ってしまうからだったんです。
え? そんな事で? という風に思われるでしょうが、私も結構意外でした。自己主張の激しくない主人公ですし、そんなに本編に影響ないと思ったんですが、やっぱりそれでも主人公ということでしょうか。なんか芯が無くなってしまったような感じでノリが悪くなってしまったような感じがします。

ただ

それ以外は今まで通りという感じでしたね。
中盤こそ微妙な印象を受けましたが、ラストに向けてきっちりと盛り上げてくれた感じがしました。
特に今回メインの敵に回り、春亮の記憶を奪ってしまうアビスという敵のやり口である「人を告悔させる」という能力が実に気に入らないので、それを敵に回して戦うフィアやこのはがとても頼もしい感じがします。
しかも、今回判明することですが、敵となる家族会のトップであるアリスはある種のドーピングをしていることも明らかになります。いや本当に・・・実にイヤな敵ですね。だからこそ春亮たちの戦いが映えるわけですが。
しかしこの作者はイヤな敵を作らせたら一流ですねえ・・・「ぼくと魔女式アポカリプス」の時からそういう感じはしましたが。

まあ

シリアスな話はこの位で、今回も見所になりそうなところをちょっと引用してみましょう。

フィア

ただ、惑うように、瞳を揺らして。
この空間の閑寂さにふさわしい静かな声で、ぽつりと言った。
「鼻に生えている毛は、鼻毛だな」
「いきなりどういう発言だよ!? 雰囲気クラッシャーにも程がある!」

空気の読めない呪いのアイテム。

飛びついて地面に押し倒し——揉んだ。揉みまくった。
「あ、ああっ……だめ、フィアちゃん、こんなとこじゃ……ボク、恥ずかしい……」
「なぁに、少しだ少し! 誰も気づかんわ! さあ、できるはず! お前ならできるはず!」

・・・随分と人との暮らしに慣れましたねえ・・・フィアは・・・。
ちなみに揉まれているのは天然ドジッ子アイテムのサヴェレンティです。もうすっかりこんなキャラクターですよ・・・。

このは

「あ、きゃんっ、そんなにされたら、痛いです。優しく、してください……そこ、敏感なんですから……」
「わ、悪い。俺も慣れてないんだ。じゃあ、もう少しゆっくりやるからな」
「はい……焦らなくても、ぜんぜん、大丈夫ですよ……」

まるでナニをしているかのようですが、ナニをしているんでしょうかね!? 私もしたいです!

黒絵

このキャラクターは見事にメインキャラの一人の地位を手に入れましたね。

「乙女のたしなみ。古来、嫁入り前の娘は良妻賢母となるために必要な五つの技術を習得せねばならなかったんよ。それが即ち、炊事、洗濯、掃除、裁縫、そして——縄」

縄ってなんだ縄って・・・嫁入り前の娘に縛りとか教えるなよ・・・。
ちなみに今回黒絵の必殺技に「ペネトレイター良将」という技があるのが判明します。しかしこのネーミングセンス・・・誰のセンスなんだろうか・・・。

総合

星4つですかね〜。安心して面白いという感じです。
この作者独特の文体のグロさとコメディの相性が良いというか・・・。以前の作風ではただ辛いだけのカレーみたいな感じでしたが、今回隠し味のチョコレートをいれてコクが出たというか、そんな感じですかね、グロと合うのがコメディというのがまた不思議な感じですが・・・。
ところで今回巻末におまけという形でイラストのラフ集がついているんですが、そのうちの一枚、上野錐霞のNGになった一枚が非常にアレです。
個人的には「なんでこの絵を採用してくれなかったんだい!? どうしてッ!? どうしてなのッ!?」という感じですが、まあ確かに思春期の辛抱堪らん少年少女には刺激が強すぎるかな・・・とは思いました。でも私は平気なので、是非フルカラーイラストにしてどっかにアップして下さい。というかzipでくれ!

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